TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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フェレス島。
廃墟と化したこの島を、ルークたちは歩いていた。
ユリアシティにて教えられた、大量に第七音素を消費するモノの正体を突き止めるためにここまできたのだが。
「あー、もう!!こんなごちゃごちゃしててわかるかってーの!!!」
…迷った。
かつての自分がイラだって叫ぶのを、ルークは懐かしい思いで見つめた。
ここの道は一回着たからわかるかと言われたら、答えは否。
こんなところ、わかるはずもない。
ジェイドがちらりとこちらを見るたび、さりげなく案内してあげたいのは山々だが、わからないのだからどうにもならない。
ルークは軽く肩をすくめて、ジェイドの後ろをついていくほかなかった。
「あー!!根暗ッタ!」
ようやく奥までたどり着いた時、目の前に現われたのは六神将の一人の少女。
それを険しい顔つきで睨むアニス。
険悪な雰囲気が流れる中、ルークは複雑な思いでそれを見つめた。
二人ともイオンのために闘おうとしている。
どちらが悪いと言うわけではないのに…。
むしろ悪いのは・・・二度もイオンを見殺しにした自分だ。
「あとで立会人から連絡が行く・・・です。アニスとの決着はそこでつける。アリエッタは、ここでは闘わない・・・です。」
「逃げる気!?」
「…ここでの相手はアリエッタじゃない・・・です」
アリエッタが魔物とともにこの場を立ち去る。
そのとき、自分たちの背後の大きな建物の扉が開いた。
何事かと目を向けると、そこには数十人はいるかというレプリカの神託の盾。
この出来事に、かつての自分たちはおろか、ルークも目をむいた。
なんだよ、これ…!?
溢れんばかりに出てきた神託の盾は、あっという間にルークたちを取り囲む。
知らない。
こんなことは知らない。
迷いなく向かってくる神託の盾に、戦闘体勢をとる仲間たち。
しかし、数に勝る神託の盾が徐々に包囲の輪を狭めていった。
取り囲むように迫られては逃げ場もなく、内に囲まれた者が圧倒的に不利。
ルークは戸惑い、仲間たちとレプリカたちとを見た。
しかし、状況は好転する様子もない。
ルークは決意したように視線を上げると、レプリカたちの包囲の輪を飛び越え、まずは建物の中を覗く。
もう、中に神託の盾はいないようだ。
それを確認して、ルークは地に降り立った。
手始めに目の前の神託の盾を殴って、剣を手に入れる。
そして、それを落ち着いた動作で構えた。
自分の体がかつてと違っていても
意識は変わらない。
剣を握る手も
地についた足も
空気の波も
感じるのはかつてと同じ。
戸惑うことなどない
ルークは軽く地を蹴ると、神託の盾に斬りかかった。
自分たちを取り囲む神託の盾の後ろのほうから、悲鳴やうめき声が聞こえ始め、『ルーク』は闘う手は止めないものの、意識をそちらに向けた。
他の仲間もそれに気づいたようで、また何か来るのかと、表情を険しくする。
しかし、それが何かわかっているジェイドは眉を寄せてため息をついた。
「こっちだ!」
神託の盾の包囲網が薄くなった箇所を、その声に導かれるようにして、集中攻撃し、ようやく建物の中に逃れた。
外に締め出された形になった神託の盾が扉を叩く音が聞こえていたが、幸いにも頑丈な扉はびくともしない。
ほっと息を吐いたところで、『ルーク』たちは助けてくれた人物を見た。
目に付いたのは長く赤い髪。
黒のパンツに白の上着。黒の外套をまとったその人物は、誰かに似ていた。
しかし、助けてくれたからといって安心はできない。
ここは敵の本拠地なのだから。
ガイは、警戒を怠らないながらも、その人物に話しかけた。
「とりあえず、助けてくれたことには礼を言う。だけど・・・あんたは何者だ?」
「……」
「……おーい、聞いてるのか?」
不信な目を向けられていると言うことはわかっていても、ルークは振り向けない。
とっさに手を貸してしまったけれど、ここからどうするかは考えてなかった。
建物内に入った瞬間に、精神体になってしまえばごまかすこともできたかもしれないが、しっかり姿も晒してしまっている。
ルークは内心、冷汗をかきながら、言葉を捜した。
「わ・・・悪いけど、ちょっと用があるから」
「ではせめて、お顔をみてお礼を言わせてくださいませんか?」
「いや、そんなのいいから」
「ですが・・・」
押し問答ばかりで進まない会話。
焦れたルークは突然脱兎のごとく駆け出した。
しかし、逃げれば追いたくなるのが心理と言うもの。
それが怪しい人物ならなおさら。
「いけ、ミュウ!」
「はいですの!」
その掛け声に、まずいと感じたが既に遅い。
強烈なミュウアタックを受け、ルークはその場に昏倒した。
意識を失ったルークを囲む仲間たちに、ジェイドだけが深々とため息をついたのだった。
*ちなみに、過去のルークが『ルーク』で、未来ルークがるーくです。
わかりにくくてすみません
廃墟と化したこの島を、ルークたちは歩いていた。
ユリアシティにて教えられた、大量に第七音素を消費するモノの正体を突き止めるためにここまできたのだが。
「あー、もう!!こんなごちゃごちゃしててわかるかってーの!!!」
…迷った。
かつての自分がイラだって叫ぶのを、ルークは懐かしい思いで見つめた。
ここの道は一回着たからわかるかと言われたら、答えは否。
こんなところ、わかるはずもない。
ジェイドがちらりとこちらを見るたび、さりげなく案内してあげたいのは山々だが、わからないのだからどうにもならない。
ルークは軽く肩をすくめて、ジェイドの後ろをついていくほかなかった。
「あー!!根暗ッタ!」
ようやく奥までたどり着いた時、目の前に現われたのは六神将の一人の少女。
それを険しい顔つきで睨むアニス。
険悪な雰囲気が流れる中、ルークは複雑な思いでそれを見つめた。
二人ともイオンのために闘おうとしている。
どちらが悪いと言うわけではないのに…。
むしろ悪いのは・・・二度もイオンを見殺しにした自分だ。
「あとで立会人から連絡が行く・・・です。アニスとの決着はそこでつける。アリエッタは、ここでは闘わない・・・です。」
「逃げる気!?」
「…ここでの相手はアリエッタじゃない・・・です」
アリエッタが魔物とともにこの場を立ち去る。
そのとき、自分たちの背後の大きな建物の扉が開いた。
何事かと目を向けると、そこには数十人はいるかというレプリカの神託の盾。
この出来事に、かつての自分たちはおろか、ルークも目をむいた。
なんだよ、これ…!?
溢れんばかりに出てきた神託の盾は、あっという間にルークたちを取り囲む。
知らない。
こんなことは知らない。
迷いなく向かってくる神託の盾に、戦闘体勢をとる仲間たち。
しかし、数に勝る神託の盾が徐々に包囲の輪を狭めていった。
取り囲むように迫られては逃げ場もなく、内に囲まれた者が圧倒的に不利。
ルークは戸惑い、仲間たちとレプリカたちとを見た。
しかし、状況は好転する様子もない。
ルークは決意したように視線を上げると、レプリカたちの包囲の輪を飛び越え、まずは建物の中を覗く。
もう、中に神託の盾はいないようだ。
それを確認して、ルークは地に降り立った。
手始めに目の前の神託の盾を殴って、剣を手に入れる。
そして、それを落ち着いた動作で構えた。
自分の体がかつてと違っていても
意識は変わらない。
剣を握る手も
地についた足も
空気の波も
感じるのはかつてと同じ。
戸惑うことなどない
ルークは軽く地を蹴ると、神託の盾に斬りかかった。
自分たちを取り囲む神託の盾の後ろのほうから、悲鳴やうめき声が聞こえ始め、『ルーク』は闘う手は止めないものの、意識をそちらに向けた。
他の仲間もそれに気づいたようで、また何か来るのかと、表情を険しくする。
しかし、それが何かわかっているジェイドは眉を寄せてため息をついた。
「こっちだ!」
神託の盾の包囲網が薄くなった箇所を、その声に導かれるようにして、集中攻撃し、ようやく建物の中に逃れた。
外に締め出された形になった神託の盾が扉を叩く音が聞こえていたが、幸いにも頑丈な扉はびくともしない。
ほっと息を吐いたところで、『ルーク』たちは助けてくれた人物を見た。
目に付いたのは長く赤い髪。
黒のパンツに白の上着。黒の外套をまとったその人物は、誰かに似ていた。
しかし、助けてくれたからといって安心はできない。
ここは敵の本拠地なのだから。
ガイは、警戒を怠らないながらも、その人物に話しかけた。
「とりあえず、助けてくれたことには礼を言う。だけど・・・あんたは何者だ?」
「……」
「……おーい、聞いてるのか?」
不信な目を向けられていると言うことはわかっていても、ルークは振り向けない。
とっさに手を貸してしまったけれど、ここからどうするかは考えてなかった。
建物内に入った瞬間に、精神体になってしまえばごまかすこともできたかもしれないが、しっかり姿も晒してしまっている。
ルークは内心、冷汗をかきながら、言葉を捜した。
「わ・・・悪いけど、ちょっと用があるから」
「ではせめて、お顔をみてお礼を言わせてくださいませんか?」
「いや、そんなのいいから」
「ですが・・・」
押し問答ばかりで進まない会話。
焦れたルークは突然脱兎のごとく駆け出した。
しかし、逃げれば追いたくなるのが心理と言うもの。
それが怪しい人物ならなおさら。
「いけ、ミュウ!」
「はいですの!」
その掛け声に、まずいと感じたが既に遅い。
強烈なミュウアタックを受け、ルークはその場に昏倒した。
意識を失ったルークを囲む仲間たちに、ジェイドだけが深々とため息をついたのだった。
*ちなみに、過去のルークが『ルーク』で、未来ルークがるーくです。
わかりにくくてすみません
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遂に・・・
ああっ!! 遂にルークが過去の「ルーク」にお披露目♪ (えっ)
この後ルークどうなっちゃうんでしょう~? カオ見られちゃいましたよね? う~んっ!!
今回は予想つきません~!!次回待ちですね(笑)
この後ルークどうなっちゃうんでしょう~? カオ見られちゃいましたよね? う~んっ!!
今回は予想つきません~!!次回待ちですね(笑)
Re:遂に・・・
紛らわしいルークと『ルーク』の出会いです(笑)
多分、ジェイドあたりが何とかするでしょう・・・困ったときのローレライ&ジェイド万能化(ぇ)
しかし、ミュウアタックは当たったら死にますよね・・・せめてミュウファイアにしてあげればよかった・・・
早くレムの塔でアッシュと会わせてあげたいです。
最近、本当にアシュルクではないきがしてきました。
・・・まぁ、怪しいところは流しながら、これからも読んでやってください。
多分、ジェイドあたりが何とかするでしょう・・・困ったときのローレライ&ジェイド万能化(ぇ)
しかし、ミュウアタックは当たったら死にますよね・・・せめてミュウファイアにしてあげればよかった・・・
早くレムの塔でアッシュと会わせてあげたいです。
最近、本当にアシュルクではないきがしてきました。
・・・まぁ、怪しいところは流しながら、これからも読んでやってください。