TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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注意
これはTOAと遙かのダブルパロ・・・というものです。
まぁ、要するに、TOAキャラ&世界で遙かと似たようなものをやってみよー。という、私の腐った脳内から生まれたものです。
別に、新連載!とかじゃありません。
きになる!って人がいたばあいと、自分のやる気が沸いたらまた書きます。
ちなみに、遙かでいう神子はルークです(笑)
女体化・・・とかは特に考えてないです。
そんなんでもいい!・・・ってかたは、続きから読んでください。
これはTOAと遙かのダブルパロ・・・というものです。
まぁ、要するに、TOAキャラ&世界で遙かと似たようなものをやってみよー。という、私の腐った脳内から生まれたものです。
別に、新連載!とかじゃありません。
きになる!って人がいたばあいと、自分のやる気が沸いたらまた書きます。
ちなみに、遙かでいう神子はルークです(笑)
女体化・・・とかは特に考えてないです。
そんなんでもいい!・・・ってかたは、続きから読んでください。
『・・・・・・・・・・わが・・・半身・・・・・・よび・・・けに・・・こ・・・えよ・・・・・・』
いつものように、学校へ行く時間。
玄関から外へ出て、空を見上げた瞬間、いつものソレはおこった。
自分の中に響く男のような声と、それに伴う立っていられないほどの頭痛。
痛みに耐えかねてしゃがみこみそうになったとき、がしっと脇を支えられた。
「おい、ルーク!大丈夫か!?」
「ガイ・・・か?」
「おぅ。・・・また頭痛か?このごろひどくなってないか?」
「・・・うん・・・」
ガイに支えられながら、ただ痛みがすぎるのを待つ。
もう、不思議な声は聞こえない。
ならば、頭痛もすぐに治まるはずだ。
ルークは小さくなる痛みにほっとため息をつくと、ガイの手を借りてしっかりと立ち上がった。
「さんきゅ、ガイ」
「別にいいさ。それより、無理すんなよ」
「わーかってるって」
「じゃ、遅刻する前に行くぞ」
「あぁ」
原因不明の頭痛さえなければ、至って平凡な日常。
平日には学校に行き、休日は友達と遊ぶか家でごろごろ。
自分は半ば事務的にそれをこなしながら、ただ毎日を過すだけ。
・・・たりぃなぁ・・・
面倒なのは嫌いだが、つまらないのも嫌だ。
なんて、ガイに知られたら、「またルーク坊ちゃんのわがままか」と笑われそうなことをつらつらと考えながら、ルークは学校へと足を向けた。
学校の1限目は現代国語。
朝から、浪々と教科書を朗読する教師の声は退屈以外の何者でもない。
ルークは窓際の席から外を眺めていた。
天気のよいグラウンドには、1限目ということもあってか、体育をする生徒の姿もない。ただ時折鳥の姿が見えるだけだ。
どれほど時間がたっただろうか。
授業は既に判らないところまで進んでいる。
ルークはあくびをかみ殺すと、再びグラウンドへと視線をやった。
すると、その中央で何やら“もや”のようなものが立ち上っている。
見間違いかと思い、目をこすってからもう一度みるが、その“もや”は先程よりも大きくなったように思う。
しかも、何か意思あるいきもののようにうねっている。
気味が悪くなったルークは前の席にいるガイの背をつつく。
『おい・・・ガイ・・・』
『何だよルーク。一応授業中だぞ』
授業中、とルークに小言を言いながらも、ガイは唇に笑みを浮かべながらルークを振り向く。
『なぁ、あれ・・・見えるか?』
『あれ?』
ガイはルークが小さく指差す方向を目で追って、驚きを露にする。
『・・・なんだ、ありゃ?』
『やっぱ、ガイにも見える?』
ルークの見間違いでないことは確認できたが、気味の悪さは倍増してしまった。
しかも、ソレはどんどん大きくなっているような気がする。
ルークは、すでにソレから目が離せなくなっていた。
そのときだった。
突風が吹き、窓ガラスを激しく揺らした。
それと同時に起きる、いつもの頭痛。
しかし、いつもとりがったのは不思議な声が大きかったこと。
『・・・ルーク・・・』
「ぅ・・・あ・・・っ」
「・・・ルーク?」
突然苦しみだしたルークに、ガイが心配そうに声をかける。
だが、今までにないほど激しい頭痛に襲われているルークはそれに応えることが出来ない。
『ルーク。我が半身よ。我が呼びかけに答えよ。我を救ってくれ・・・』
なぜ自分の名を呼ぶのか
半身とはなんだ
いきなり救うとか救わないとかそんなのわからない
頭が痛すぎて何も考えられない
・・・・・・もう、どうかしてくれ
「だれ・・・だ・・・あんた・・・」
痛みに耐えかね、ルークは初めてその不思議な声に返答を返した。
しかし、返ってきたのはルークの問いに関する返答ではなく、歓喜に震えるような振動の波。
『ようやくつながった。ルーク・・・我を救ってくれ・・・』
「うっ・・・・・・ぁああああ!」
「ルーク!」
眩い光と激しい痛みに思考が途切れる中、自分の名を呼び、手を掴んだのはおそらくガイだろう。
しかし、それを確かめる間もなく、ルークの意識は途切れた。
『ねぇ・・・おきて・・・』
優しげな声と、心地よい花の香り。
それに導かれるようにして、ルークの意識は緩やかに浮上した。
目を開けたときに目にしたのは、グレーの髪をした美しい少女。
それと、自分の体の周りに満遍なく咲く白い花。
状況がわからず呆然とするルークに、少女はほっとしたように微笑んだ。
「よかった・・・目が覚めたのね」
「・・・ここ・・・は?」
「ここはユリアシティよ。私はティアよ」
「あ、俺はルーク」
「ルーク?」
「う・・・うん」
自分の名を聞いた途端、目を見開き、驚きをあらわにした少女に、ルークのほうが驚きながら、体を起こす。
しかし、その努力は目の前の少女によってあっけなく崩された。
突然抱きついてきた少女もろとも、再び花畑に倒れこむ。
「『聖なる焔の光』・・・あなたが、ローレライの遣わした救世主なのね」
「え・・・?」
戸惑うルークに向けて、少女は笑う。
「ルーク。私があなたを守るわ。ユリアの子孫として、どんなことからも守ってみせる」
「え・・・えぇ?」
突然終わりを迎えた平凡な日々。
これからへの不安・戸惑いは大きい。
しかし、喜び・期待もある。
それらを胸に、ルークは目の前の少女に笑みを返した。
この先、どんなことがあっても、この少女・・・ティアだけは自分の味方でいてくれる。
・・・そうかんじたから。
おしまい(ぇ)
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お久しぶりです
久しぶり過ぎてどんなHNを名乗っていたか忘れかけてました(確か私はまこち)
ついにやっちゃいましたか…「遥かなるアビスのなかで」!
私に内緒で!このこのこの!
なんで最後がおしまい(ぇ)なんですか、普通そこはつづく(ぇ)でしょう。訂正を要求します(それこそ ぇ)
せっかくうまく遥かとアビスの設定が溶けあっているのですから、是非続きか、パロでのSSみたいな感じなのを読んでみたいです。ルークが巫子役とかおいしすぎてこれだけではもったいない!!対の巫子役が誰かももう予想してるんですから!(笑)
と、突然現れた癖に無理させようとするまこちでした。
……是非!!(しつこい)
ついにやっちゃいましたか…「遥かなるアビスのなかで」!
私に内緒で!このこのこの!
なんで最後がおしまい(ぇ)なんですか、普通そこはつづく(ぇ)でしょう。訂正を要求します(それこそ ぇ)
せっかくうまく遥かとアビスの設定が溶けあっているのですから、是非続きか、パロでのSSみたいな感じなのを読んでみたいです。ルークが巫子役とかおいしすぎてこれだけではもったいない!!対の巫子役が誰かももう予想してるんですから!(笑)
と、突然現れた癖に無理させようとするまこちでした。
……是非!!(しつこい)
Re:お久しぶりです
ほんとにお久しぶりです~。
長らく、コメント返しておりませんで、申し訳ございませぬ。
遙かなるアビスの中で・・・(笑)
ティアが星の一族。
アッスは黒竜の神子・・・とかだったら笑えますよね。
八葉はもう独断と偏見で。・・・でも、8人も思いつくキャラが・・・(ぁ)
また気が向いたら頑張ります~コメントもらうと、やる気は3割り増し(笑)
コメントありがとうございました~。
長らく、コメント返しておりませんで、申し訳ございませぬ。
遙かなるアビスの中で・・・(笑)
ティアが星の一族。
アッスは黒竜の神子・・・とかだったら笑えますよね。
八葉はもう独断と偏見で。・・・でも、8人も思いつくキャラが・・・(ぁ)
また気が向いたら頑張ります~コメントもらうと、やる気は3割り増し(笑)
コメントありがとうございました~。
Re:是非続きを!
コメントありがとうございます。
まさか、自分のみが楽しんだパロを、気に入ってくださった方がいらっしゃるとは・・・続き製作を前向きに考えてみまーす。
しかし、更新速度は亀以下なんですけど・・・;
のろのろ頑張りますので、これからもよろしくおねがいします。
こめんとありがとうございました。
まさか、自分のみが楽しんだパロを、気に入ってくださった方がいらっしゃるとは・・・続き製作を前向きに考えてみまーす。
しかし、更新速度は亀以下なんですけど・・・;
のろのろ頑張りますので、これからもよろしくおねがいします。
こめんとありがとうございました。