TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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アルビオールはケセドニア上空に到着後、街中に降りるわけにはいかないので、町のはずれに着陸した。
うとうとと眠っていたシンクは、アルビオールがケセドニア上空に差し掛かる少し前には目覚めていたが、運悪く寝ていたところをジェイドにみられていたらしく、
「いやぁ、気持ちよく眠れていいですねぇ。私は神経が過敏になっているのでしょうか。最近は眠りが浅くて・・・」
と、遠回しに暢気に寝られていいな、と嫌味を言われたために、むっつりと不機嫌になっている。
ルークはいつもは妙に冷静でいるシンクが感情をあらわにしているのが珍しくて、内心微笑む。
よく考えれば、シンクだってレプリカで、自分と大して年齢は変わらないはずだ。
でも、あのたびの最中のシンクはどこか達観しているというか、自分の生に執着がないような様子であったから、こうしてシンクが感情を出すのはルークにとっても、うれしいことであったりする。
・・・言ったら怒られるので、決してシンク本人に言ったりはしないが。
「何ニヤニヤしてるのさ」
そんな風にぼんやり考えていたら、隣から声がかかって驚く。
あわてて横を向くと、訝しそうな目で見てる(マルクト軍の仮面で見えないが視線を感じる)シンクがいた。
馬鹿正直に考えていたことを伝えるほど
「え?いや、さ。ここに来るのも久しぶりだなぁって」
「・・・ふぅん」
「・・・なんだよ」
「別に・・・そういうことにしといてあげるよ」
「おい、お前ら。さっさと歩かなきゃ、日が暮れちまうぞ」
シンクのにやりと笑う口元を見て、顔を引きつらせたルークは、後ろを歩くピオニーの声にせかされて、足を動かす。
何時に会議が始まるのか聞かされていないが、早いところ行ってしまおう。
嫌なことはさっさと済ませてしまうに限る。
会議の場所であるアスターの屋敷に到着すると、主のアスター自らがピオニーを迎えた。
「これはこれは・・・ピオニー九世陛下。お待ちしておりました。それにガルディオス伯爵にジェイド大佐も、お久しぶりでございます。他の皆様は少し前にお着きになりましたので、皆様もどうぞこちらへ」
アスターに案内されるままに、部屋に案内される。
扉の前に着いたルークとシンクは不本意ではあるが、自らが扉を開け、自分たちより目上にあたるアスターとピオニーらを通した。
通るとき、ガイだけがルークに笑いかけたが、それに応えるわけにも行かないので、ルークは無言で頭を下げた。
そして、皆が部屋に入った後にルークとシンクも部屋に入り、ピオニーの後ろ・・・壁際に控えた。
部屋の中央には円卓が設けられており、すでにダアトとキムラスカの代表が席についていた。
その代表をみて、ルークは我知らず緊張する。
別に疚しいことがあるわけではないが、できれば・・・あまり顔を合わせたくない。
『アッシュ・・・』
キムラスカ側には、席に着いた国王とナタリア。その後ろに今日は護衛としてきたのだろう・・・アッシュの姿があった。
ダアト側はイオンとユリアシティのテオドーロ市長。その後ろにはアニスとティアの姿があった。
アスターはイオンの隣に座り、ピオニーはイオンの向かい側に座るかたちとなり、その後ろにジェイドとガイが控えた。
・・・くしくも、あのたびに関わったもの全員がそろった形となった。
ルークはその光景を見て、ぎゅっとこぶしを握る。
あの時、シンクについていった自分の選択に後悔はない。
師匠を倒したことにもだ。
しかし、胸の中で何かがざわめく。
ここにいてはいけないような、そんな気持ちが・・・
落ち着きなく、そわそわし始めたルークの袖をシンクがなだめるように引く。
ただそれだけの動作であったが、今のルークには十分だった。
あの時、自分に居場所をくれた存在は、今もここにいて居場所を与え続けてくれる。
ならば、自分はここにいることができる。
この新緑色の存在が、自分の存在する意義であるのだから。
ルークは礼を言うようにシンクの袖を引き返すと、まっすぐに円卓を見た。
部屋の中央では、今まさに会議が開催されようとしていた。
あとがき
久しぶりに書きました・・・名前が曖昧・・・。
いろいろ間違ってるかも知れないっす。
変なとこあったら、優しく指摘してやってください。
うとうとと眠っていたシンクは、アルビオールがケセドニア上空に差し掛かる少し前には目覚めていたが、運悪く寝ていたところをジェイドにみられていたらしく、
「いやぁ、気持ちよく眠れていいですねぇ。私は神経が過敏になっているのでしょうか。最近は眠りが浅くて・・・」
と、遠回しに暢気に寝られていいな、と嫌味を言われたために、むっつりと不機嫌になっている。
ルークはいつもは妙に冷静でいるシンクが感情をあらわにしているのが珍しくて、内心微笑む。
よく考えれば、シンクだってレプリカで、自分と大して年齢は変わらないはずだ。
でも、あのたびの最中のシンクはどこか達観しているというか、自分の生に執着がないような様子であったから、こうしてシンクが感情を出すのはルークにとっても、うれしいことであったりする。
・・・言ったら怒られるので、決してシンク本人に言ったりはしないが。
「何ニヤニヤしてるのさ」
そんな風にぼんやり考えていたら、隣から声がかかって驚く。
あわてて横を向くと、訝しそうな目で見てる(マルクト軍の仮面で見えないが視線を感じる)シンクがいた。
馬鹿正直に考えていたことを伝えるほど
「え?いや、さ。ここに来るのも久しぶりだなぁって」
「・・・ふぅん」
「・・・なんだよ」
「別に・・・そういうことにしといてあげるよ」
「おい、お前ら。さっさと歩かなきゃ、日が暮れちまうぞ」
シンクのにやりと笑う口元を見て、顔を引きつらせたルークは、後ろを歩くピオニーの声にせかされて、足を動かす。
何時に会議が始まるのか聞かされていないが、早いところ行ってしまおう。
嫌なことはさっさと済ませてしまうに限る。
会議の場所であるアスターの屋敷に到着すると、主のアスター自らがピオニーを迎えた。
「これはこれは・・・ピオニー九世陛下。お待ちしておりました。それにガルディオス伯爵にジェイド大佐も、お久しぶりでございます。他の皆様は少し前にお着きになりましたので、皆様もどうぞこちらへ」
アスターに案内されるままに、部屋に案内される。
扉の前に着いたルークとシンクは不本意ではあるが、自らが扉を開け、自分たちより目上にあたるアスターとピオニーらを通した。
通るとき、ガイだけがルークに笑いかけたが、それに応えるわけにも行かないので、ルークは無言で頭を下げた。
そして、皆が部屋に入った後にルークとシンクも部屋に入り、ピオニーの後ろ・・・壁際に控えた。
部屋の中央には円卓が設けられており、すでにダアトとキムラスカの代表が席についていた。
その代表をみて、ルークは我知らず緊張する。
別に疚しいことがあるわけではないが、できれば・・・あまり顔を合わせたくない。
『アッシュ・・・』
キムラスカ側には、席に着いた国王とナタリア。その後ろに今日は護衛としてきたのだろう・・・アッシュの姿があった。
ダアト側はイオンとユリアシティのテオドーロ市長。その後ろにはアニスとティアの姿があった。
アスターはイオンの隣に座り、ピオニーはイオンの向かい側に座るかたちとなり、その後ろにジェイドとガイが控えた。
・・・くしくも、あのたびに関わったもの全員がそろった形となった。
ルークはその光景を見て、ぎゅっとこぶしを握る。
あの時、シンクについていった自分の選択に後悔はない。
師匠を倒したことにもだ。
しかし、胸の中で何かがざわめく。
ここにいてはいけないような、そんな気持ちが・・・
落ち着きなく、そわそわし始めたルークの袖をシンクがなだめるように引く。
ただそれだけの動作であったが、今のルークには十分だった。
あの時、自分に居場所をくれた存在は、今もここにいて居場所を与え続けてくれる。
ならば、自分はここにいることができる。
この新緑色の存在が、自分の存在する意義であるのだから。
ルークは礼を言うようにシンクの袖を引き返すと、まっすぐに円卓を見た。
部屋の中央では、今まさに会議が開催されようとしていた。
あとがき
久しぶりに書きました・・・名前が曖昧・・・。
いろいろ間違ってるかも知れないっす。
変なとこあったら、優しく指摘してやってください。
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コメントありがとうございますv
更新がとろい上に、遅々として進まない駄作を楽しみにしていただいて、ありがとうございます。
とうとうここまでやってまいりました。
この先は少しは話の進展があるのではないかと思いますが、結構行き当たりばったりで進めてますので、どうなるかはわかりません(爆)
それでも、結末が迎えられるようにちまちま書いていきたいと思います。
今後ともお付き合い頂けたら嬉しいです。
とうとうここまでやってまいりました。
この先は少しは話の進展があるのではないかと思いますが、結構行き当たりばったりで進めてますので、どうなるかはわかりません(爆)
それでも、結末が迎えられるようにちまちま書いていきたいと思います。
今後ともお付き合い頂けたら嬉しいです。
Re:名前?
はじめまして!お返事返すのが遅くなって申し訳ありません
ぴっ・・・ぴおどーろ!!
明らかにピオニー陛下とテオドーロ市長が混じってますね;
あー・・・全く気付いてませんでした。
御指摘ありがとうございます。
こっそりひっそり直しときます(笑)
ずっと前から見ていて下さったということで・・・本当にありがとうございます!
ちんたら更新で申し訳ないのですが、まだちまちま運営を続けていこうとおもうので、これからもよろしくおねがいします。
ぴっ・・・ぴおどーろ!!
明らかにピオニー陛下とテオドーロ市長が混じってますね;
あー・・・全く気付いてませんでした。
御指摘ありがとうございます。
こっそりひっそり直しときます(笑)
ずっと前から見ていて下さったということで・・・本当にありがとうございます!
ちんたら更新で申し訳ないのですが、まだちまちま運営を続けていこうとおもうので、これからもよろしくおねがいします。