TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
超振動を使ったのだから、念のために検査をしておきましょうというジェイドの勧めに従い、『ルーク』たちパーティにアッシュを加えた一行はベルケンドへとたどり着いた。
どこか落ち着かない様子の『ルーク』とむっつりと押し黙っているアッシュの二人をシュウ医師に預け、他のメンバーは宿屋へと向かった。
幸いにも部屋が取れ、一人一部屋ずつが割り振られた。
自分の部屋に着くなり、椅子に座って深々とため息をついたジェイドは、窓のほうに向かって声をかけた。
「あなたは一体いつまで、そこでそうしているつもりですか?」
その声に、バツの悪そうな顔をルークが窓をすり抜けて部屋に入ってくる。
そして、具現化すると、ジェイドの前に降り立った。
「まったく・・・アルビオールも外からの覗くわ、移動中はこそこそついてくるわ・・・鬱陶しいったらないですね。」
「あー!だって、仕方ないだろ!何でかわかんねぇけど、アッシュに見えちまってるんだから!・・・・・・なざ、ジェイド。あんたならなんか知ってんじゃねぇの?」
「知りません。だいたい、あなたの存在自体が非常識の塊ですからね。この世界であなたの現状を説明できる人間がいるとしたら、ローレライぐらいでしょう」
「あー・・・でもローレライは・・・」
「ヴァンに捕まってますね」
「と言うことは・・・」
「今のままどうしようもないですね」
ルークはがっくりとうなだれた。
いくらジェイドとアッシュ以外には見えないといっても、肝心のアッシュに見えるというのが、ルークにとって最大の問題だった。
見つかったらまた追いかけられるのかと思うと、気を抜けない。
今度見つかったら、アッシュのことだ。譜術までつかってきかねない。
物理的なものはすり抜けられるが、譜術的なものまで避けれるかはルークにとってもわからなかったし、そんなこと自分で体験してまで実験したくない。
しかも自分の知ってる展開とは違った形で、アッシュが動いてしまった。
それは、今後の展開が予測不可能になるということともいえ、ルークは先行きに不安を感じた。
どよんとした雰囲気を身にまとい、考えをめぐらせているルークを尻目に、ジェイドもなにやら考えていた。
ルークにはなぜこうなったか知るわけはないといったが、一応の予測はついていた。
超振動は第七音素を用いて発動される。
そして、今のルークは第七音素の塊である。
彼を構成する音素の一部が超振動によって乖離し、アッシュに流れ込んだということが考えられる。
しかし、問題なのはなぜより音素を取り込みやすいルークにではなく、アッシュだけに流れ込んだのか。
正直、不可解なことが多すぎるが、この一度決めれば譲らない頑固者が正直に話すことは考えにくい。
よって、ジェイドの推理も不安定な憶測の域を出ないのであった。
『・・・本当に、面倒ばかり起こしてくれる子供ですね』
眉間の辺りをもみながら、ジェイドがため息をつくと、部屋の扉が叩かれた。
「大佐ぁ。『ルーク』とアッシュの検査そろそろ終わるんじゃないですかぁ?いきましょうよぉ」
「はいはい、わかりました」
立ち上がって、自分のほうを見つめるルークに釘をさす。
「ここでおとなしくしててくださいね・・・これ以上の面倒ごとが起きてほしくなければ・・・」
にっこりと笑っていわれたことが、逆に恐怖心を誘う。
ルークは何度も首を縦に振り、ジェイドを見送った。
ぼやき
・・・もうジェイルクにしようかと思う今日この頃。
どこか落ち着かない様子の『ルーク』とむっつりと押し黙っているアッシュの二人をシュウ医師に預け、他のメンバーは宿屋へと向かった。
幸いにも部屋が取れ、一人一部屋ずつが割り振られた。
自分の部屋に着くなり、椅子に座って深々とため息をついたジェイドは、窓のほうに向かって声をかけた。
「あなたは一体いつまで、そこでそうしているつもりですか?」
その声に、バツの悪そうな顔をルークが窓をすり抜けて部屋に入ってくる。
そして、具現化すると、ジェイドの前に降り立った。
「まったく・・・アルビオールも外からの覗くわ、移動中はこそこそついてくるわ・・・鬱陶しいったらないですね。」
「あー!だって、仕方ないだろ!何でかわかんねぇけど、アッシュに見えちまってるんだから!・・・・・・なざ、ジェイド。あんたならなんか知ってんじゃねぇの?」
「知りません。だいたい、あなたの存在自体が非常識の塊ですからね。この世界であなたの現状を説明できる人間がいるとしたら、ローレライぐらいでしょう」
「あー・・・でもローレライは・・・」
「ヴァンに捕まってますね」
「と言うことは・・・」
「今のままどうしようもないですね」
ルークはがっくりとうなだれた。
いくらジェイドとアッシュ以外には見えないといっても、肝心のアッシュに見えるというのが、ルークにとって最大の問題だった。
見つかったらまた追いかけられるのかと思うと、気を抜けない。
今度見つかったら、アッシュのことだ。譜術までつかってきかねない。
物理的なものはすり抜けられるが、譜術的なものまで避けれるかはルークにとってもわからなかったし、そんなこと自分で体験してまで実験したくない。
しかも自分の知ってる展開とは違った形で、アッシュが動いてしまった。
それは、今後の展開が予測不可能になるということともいえ、ルークは先行きに不安を感じた。
どよんとした雰囲気を身にまとい、考えをめぐらせているルークを尻目に、ジェイドもなにやら考えていた。
ルークにはなぜこうなったか知るわけはないといったが、一応の予測はついていた。
超振動は第七音素を用いて発動される。
そして、今のルークは第七音素の塊である。
彼を構成する音素の一部が超振動によって乖離し、アッシュに流れ込んだということが考えられる。
しかし、問題なのはなぜより音素を取り込みやすいルークにではなく、アッシュだけに流れ込んだのか。
正直、不可解なことが多すぎるが、この一度決めれば譲らない頑固者が正直に話すことは考えにくい。
よって、ジェイドの推理も不安定な憶測の域を出ないのであった。
『・・・本当に、面倒ばかり起こしてくれる子供ですね』
眉間の辺りをもみながら、ジェイドがため息をつくと、部屋の扉が叩かれた。
「大佐ぁ。『ルーク』とアッシュの検査そろそろ終わるんじゃないですかぁ?いきましょうよぉ」
「はいはい、わかりました」
立ち上がって、自分のほうを見つめるルークに釘をさす。
「ここでおとなしくしててくださいね・・・これ以上の面倒ごとが起きてほしくなければ・・・」
にっこりと笑っていわれたことが、逆に恐怖心を誘う。
ルークは何度も首を縦に振り、ジェイドを見送った。
ぼやき
・・・もうジェイルクにしようかと思う今日この頃。
PR
この記事にコメントする