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TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。 出版元・製作元様方には一切関係ありません。 また、突然消失の可能性があります。 嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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*攻略本より…アビスマンはイビルマン(?)という組織と戦う正義の使者でアビスシルバーはレッドの兄でイビルマンに洗脳されているのだそうです。そこで…思いついた極短ネタ



目の前に現れた巨大な怪物。
それをようやくねじ伏せ、アビスレッドことルークは敵の親玉がいるとされる屋敷の奥へと足を踏み入れた。
しかし、そこにいるのは赤い髪をした一人の青年。
長い髪が廃墟に流れ込んだ風に揺られ、たなびく。
その光景に目を奪われていたが、ここが敵の拠点の一つだという事を思い出し、身構えた。

「お前…何者だ!」

その声に、目の前の赤い髪の青年がゆっくり振り返る。
その姿を見たとき、ルークは息をのんだ。
忘れるはずもない…その顔は自分と同じ…かけがえのない半身。

「アッシュ兄さん!」

叫んだルークの声が聞こえていないはずはないだろうに、青年は眉一つ動かさない。

「探してたんだ!今までどこにいたんだよ、兄さん!」
「…動くな」
「兄さん?」

走りよろうとするルークに青年は剣を抜く。
なぜ自分に剣が突きつけられるのかわからないルークは困惑した瞳で兄をみた。
しかし、ルークの声には応えず、青年は剣を自分の目の前に掲げた。
光が青年の体を包み込み、次の瞬間には自分たちアビスマンとよく似た格好をした人物がたっていた。
そしてその人物はルークに剣を突きつけて言う。

「貴様がいる限り俺は俺でいられない。俺が存在するために貴様には消えてもらう」
「なに…いってるんだよ、アッシュ兄さん!」

目の前には自分に敵意を剥き出しにしている人物。
同じ姿でも不器用だが優しかった兄とは別人のよう。
しかし、ルークにはわかった。
どんなに変わっていても目の前にいる人物は確かに自分の兄なのだと。
しかし、だからこそ兄の変わりようが信じられなかった。

「アッシュ兄さん!」
「薄汚い口で俺を呼ぶな、屑。俺は閣下の忠実な右腕、アビスシルバーだ」

その言葉とともに、アッシュはルークにきりかかる。
悲しい戦いが幕を開けた…。



かつての記憶などないかのように猛攻を仕掛けてくるアビスシルバー。
その力と彼が自分の兄だという事実に、手も足もでないレッド。
必死の叫びもシルバーにはもう届かないのか…。

次回、アビスマン…「兄弟」

目を覚まして、兄さん!





…あほです。
そして続きません。
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