TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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「で、一体三カ国での話し合いってのはいつなのさ」
マルクトに半ば強制的に滞在させられて6日目。
毎日、朝食前のブウサギの散歩から初まり、ブウサギの散歩に終わる一日にいらだったシンクが、目の前で優雅に食事を行うピオニーを睨みつけながら尋ねた。
三カ国協議に行きたいわけではないのだが、これ以上ここにとどまるのも嫌になってきたらしい。
ルークのほうはガイやジェイド、ピオニーとも何気に仲良くやっているので、シンクほど苦痛に感じてはいないのだが、シンクが嫌そうなので、彼の言うことを止めはしない。
シンクの苛立ちは伝わっているのかいないのか・・・ピオニーはいつもの笑みを崩さずあっさりといった。
「心配しなくても、これを食べ終わったら行く。なんだ、シンク。そんなに行きたかったのか?」
「別にそういうわけじゃな・・・」
相変わらずの人をからかっているような態度のピオニーに対して苛立ちながら反論しようとしていたシンクが、言葉を中途半端なところでとめて固まった。
そして、今聞いた言葉が信じられないというような様子で、ピオニーを見つめた。
それは横で聞いていたルークも同じことで、口までもっていきかけたフォークをそのままに、目を丸くしてピオニーを見つめている。
「どうした、間抜けな顔して」
「あの・・・ピオニー陛下」
「何だ?」
「今、食事に終わったら会議に行くって言いました?」
「そう言っただろ?」
「冗談じゃ・・・」
「ない」
明らかに自分たちの反応を見て楽しんでいる様子のピオニーを見て、驚いて固まっていたシンクがわなわなと震え始める。
その様子をルークは「シンクってここ来てから短気になったなぁ」などと人事のように見ていた。
それを見かねたのは一番の苦労性だといっていい伯爵様。
申し訳なさそうに苦笑を浮かべて頭を掻きながら、シンクとルークに話しかける。
「いや、悪かった。延期になるやら何やらでごたごたしてて・・・」
「それで最近決まった挙句に、このマルクト皇帝陛下から口止めでもされたんでしょ」
「あー・・・・・・・ははは・・・」
断定口調で言うシンクに、曖昧に笑って返すガイ。
その反応が暗に肯定を示しているのは誰の眼から見ても明らかだ。
「まぁ、そう怒るなシンク。楽しめただろ?」
「全く」
「そうか、それはよかった。そんじゃ、これからアルビオールで向かうわけだが、お前らにはこれを着てもらう。・・・ジェイド」
「はいはい」
ジェイドがおもむろにルークとシンクに手渡したのは何の変哲もない、マルクと軍の軍服。もちろん、あの顔も隠せる兜つきだ。
「これ着て行くのか?」
「そう。まだほかのやつらはお前らが見つかったと知らないからな。今でも必死に探してるだろ。そこでいきなり顔見せてやれ。驚くぞ」
「「・・・・・・」」
ピオニー陛下の生き生きした表情。
ルースとシンクはお互いの顔を見合わせて深々とため息をついた。
そして、再確認したのだ。
陛下とはこのような人間なのだと。
怒るのも馬鹿らしくなったシンクは、もう全てを無視し、我慢して早く終わらせることを決意たのだった。
・・・陛下のキャラが違う気がします
マルクトに半ば強制的に滞在させられて6日目。
毎日、朝食前のブウサギの散歩から初まり、ブウサギの散歩に終わる一日にいらだったシンクが、目の前で優雅に食事を行うピオニーを睨みつけながら尋ねた。
三カ国協議に行きたいわけではないのだが、これ以上ここにとどまるのも嫌になってきたらしい。
ルークのほうはガイやジェイド、ピオニーとも何気に仲良くやっているので、シンクほど苦痛に感じてはいないのだが、シンクが嫌そうなので、彼の言うことを止めはしない。
シンクの苛立ちは伝わっているのかいないのか・・・ピオニーはいつもの笑みを崩さずあっさりといった。
「心配しなくても、これを食べ終わったら行く。なんだ、シンク。そんなに行きたかったのか?」
「別にそういうわけじゃな・・・」
相変わらずの人をからかっているような態度のピオニーに対して苛立ちながら反論しようとしていたシンクが、言葉を中途半端なところでとめて固まった。
そして、今聞いた言葉が信じられないというような様子で、ピオニーを見つめた。
それは横で聞いていたルークも同じことで、口までもっていきかけたフォークをそのままに、目を丸くしてピオニーを見つめている。
「どうした、間抜けな顔して」
「あの・・・ピオニー陛下」
「何だ?」
「今、食事に終わったら会議に行くって言いました?」
「そう言っただろ?」
「冗談じゃ・・・」
「ない」
明らかに自分たちの反応を見て楽しんでいる様子のピオニーを見て、驚いて固まっていたシンクがわなわなと震え始める。
その様子をルークは「シンクってここ来てから短気になったなぁ」などと人事のように見ていた。
それを見かねたのは一番の苦労性だといっていい伯爵様。
申し訳なさそうに苦笑を浮かべて頭を掻きながら、シンクとルークに話しかける。
「いや、悪かった。延期になるやら何やらでごたごたしてて・・・」
「それで最近決まった挙句に、このマルクト皇帝陛下から口止めでもされたんでしょ」
「あー・・・・・・・ははは・・・」
断定口調で言うシンクに、曖昧に笑って返すガイ。
その反応が暗に肯定を示しているのは誰の眼から見ても明らかだ。
「まぁ、そう怒るなシンク。楽しめただろ?」
「全く」
「そうか、それはよかった。そんじゃ、これからアルビオールで向かうわけだが、お前らにはこれを着てもらう。・・・ジェイド」
「はいはい」
ジェイドがおもむろにルークとシンクに手渡したのは何の変哲もない、マルクと軍の軍服。もちろん、あの顔も隠せる兜つきだ。
「これ着て行くのか?」
「そう。まだほかのやつらはお前らが見つかったと知らないからな。今でも必死に探してるだろ。そこでいきなり顔見せてやれ。驚くぞ」
「「・・・・・・」」
ピオニー陛下の生き生きした表情。
ルースとシンクはお互いの顔を見合わせて深々とため息をついた。
そして、再確認したのだ。
陛下とはこのような人間なのだと。
怒るのも馬鹿らしくなったシンクは、もう全てを無視し、我慢して早く終わらせることを決意たのだった。
・・・陛下のキャラが違う気がします
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Re:お茶目☆
陛下はおちゃらけ担当要員ですv
彼はゲーム中も変な要求してきたり、妙な衣装くれたりと、絶対人をからかって遊ぶのがすきなんだ!と感じましたね。
それを独断と偏見で誇張して陛下を作り上げました。
おそらく、最後までいいトコを持っていくのは彼だと思います。
彼はゲーム中も変な要求してきたり、妙な衣装くれたりと、絶対人をからかって遊ぶのがすきなんだ!と感じましたね。
それを独断と偏見で誇張して陛下を作り上げました。
おそらく、最後までいいトコを持っていくのは彼だと思います。