TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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岩の隙間からほんの少し日の光が差し込むだけの洞窟の中。
ユーリはいつもと変わらず寝そべったまま惰眠をむさぼっていた。
別に眠らなくても生きていけるのだが、やることがないのだから眠るしかない。
最近はあの戦闘狂も姿を見せない。
修行でもしているか、のたれ死んだか。
まぁ、自分のいるこの洞窟までこれるのだ。
簡単に死んだりはしないだろうと、ユーリは思う。
ここはテムザ山のほぼ頂上。人が足を踏み入れぬ土地だ。
しかし、その誰も足を踏み入れないはずの洞窟に物々しい足音が響く。
鎧のこすれる音、人の臭い。
足並みがそろっていない音からして、軍ではなさそうだ。
だが、こんなところに武装してくるのだ。
調査隊ではなく、討伐隊とでも考えたほうが良いだろう。
ユーリは面倒くさそうにため息をつくと、寝そべった姿勢は崩さぬまま、招かれざるものたちを待った。
「いたな・・・魔物」
「はははっ!ここで息の根を止めてやる!」
出てきたのは大剣を持った大男と、目元をすっぽりと布で覆った男。
その後ろには少女の姿も見える。
更にその後ろには20近くはいるだろうか・・・武装した男女の姿。
敵意も露にこちらを睨んでくるが、正直、ユーリには全く興味がない。
これ見よがしに、大きくあくびをすると、彼らを見もせず首をそむけた。
「こっち見やがれ!今からお前を殺すのは、この魔狩りの剣ティソン様だ!」
「・・・・・・」
「首領、師匠。気をつけてください。罠かもしれません」
誰が人間なぞ狩るのに、罠なんてめんどくさいもの作るか。とユーリは思うがそれを口にすることはせず、ひたすらに無視を決め込む。
だいたい、自分に対して一人で勝負を挑んでくるザギは珍しくて相手をしていたが、集団でやってくる屑など見飽きている。
生命の危機にならないし、正直どうでもいい。
・・・鬱陶しいが。
どうしようかなーふきとばそうかなーなんて、尻尾の先をふよふよ動かしながら考えていると、
どがん、とか、ガラガラとか岩が崩れ落ちる音、何かを吹き飛ばす音、人の悲鳴が聞こえてくる。
やってきたのは見知った気配。
「俺の獲物になにしてやがるっ!!そいつは、俺が切り刻むんだよ!」
相変わらずの戦闘狂。
ユーリはいつもと変わらず寝そべったまま惰眠をむさぼっていた。
別に眠らなくても生きていけるのだが、やることがないのだから眠るしかない。
最近はあの戦闘狂も姿を見せない。
修行でもしているか、のたれ死んだか。
まぁ、自分のいるこの洞窟までこれるのだ。
簡単に死んだりはしないだろうと、ユーリは思う。
ここはテムザ山のほぼ頂上。人が足を踏み入れぬ土地だ。
しかし、その誰も足を踏み入れないはずの洞窟に物々しい足音が響く。
鎧のこすれる音、人の臭い。
足並みがそろっていない音からして、軍ではなさそうだ。
だが、こんなところに武装してくるのだ。
調査隊ではなく、討伐隊とでも考えたほうが良いだろう。
ユーリは面倒くさそうにため息をつくと、寝そべった姿勢は崩さぬまま、招かれざるものたちを待った。
「いたな・・・魔物」
「はははっ!ここで息の根を止めてやる!」
出てきたのは大剣を持った大男と、目元をすっぽりと布で覆った男。
その後ろには少女の姿も見える。
更にその後ろには20近くはいるだろうか・・・武装した男女の姿。
敵意も露にこちらを睨んでくるが、正直、ユーリには全く興味がない。
これ見よがしに、大きくあくびをすると、彼らを見もせず首をそむけた。
「こっち見やがれ!今からお前を殺すのは、この魔狩りの剣ティソン様だ!」
「・・・・・・」
「首領、師匠。気をつけてください。罠かもしれません」
誰が人間なぞ狩るのに、罠なんてめんどくさいもの作るか。とユーリは思うがそれを口にすることはせず、ひたすらに無視を決め込む。
だいたい、自分に対して一人で勝負を挑んでくるザギは珍しくて相手をしていたが、集団でやってくる屑など見飽きている。
生命の危機にならないし、正直どうでもいい。
・・・鬱陶しいが。
どうしようかなーふきとばそうかなーなんて、尻尾の先をふよふよ動かしながら考えていると、
どがん、とか、ガラガラとか岩が崩れ落ちる音、何かを吹き飛ばす音、人の悲鳴が聞こえてくる。
やってきたのは見知った気配。
「俺の獲物になにしてやがるっ!!そいつは、俺が切り刻むんだよ!」
相変わらずの戦闘狂。
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