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TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。 出版元・製作元様方には一切関係ありません。 また、突然消失の可能性があります。 嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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気づいてない方がいるかもしれないので、ちょっとお知らせ。
TOAの作品目録に一応、作品に飛べるようにリンクはってますので、そちらをごらんいただけたら、少しは見やすいと思います。
しかい、ブラウザバックでいちいち戻らないといけませんが・・・;

本日はちまっと、捏造連載をアップ。
だんだん、いい加減になりつつあるような気がしますが、軽く流してやってください。

あ、それと最近地獄の現実生活(ぇ)が幕を開けましたので、更新速度が遅くなっております。
すみませんすみません。
土曜か日曜には更新できるようにしますので。
たまに現実と逃避に何か書くかもしれませんが、これからは多分土日ですかね。
見捨てずにいてくださると嬉しいです。


続きは管理人の独り言。最近はまったブリーチ語り。
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アッシュがいるかもしれないと、向かったロニール雪山。
相変わらずで、厳しい雪に囲まれていて皆どこか覇気がない。
しかし、今や実体を持たないルークは、時折吹雪く風もものともせず、どこかそわそわした様子で辺りを見回していた。
記憶どおりなら、もうすぐアッシュに会えるためだ。
イオンの死を再び見たり、辛い過去を思い出したことで少し沈みがちだった気分も、アッシュに会え得ると考えると、弾んでくる。
そんなルークの様子をジェイドがいぶかしげに横目で見るが、ルークはそれには気づかず、文字通り今にも飛んでいきそうな様子でふわふわと進んでいく。

そして、ようやくルークの待ちわびた瞬間が訪れた。

「またお前たちか」

自分たちを振り返った、自分より濃い赤。
自分より低い声。

記憶どおりのそれに、ルークは思わずアッシュの側に近づいた。
ルークを見ることなく通り過ぎる視線。
今の自分をのけ者にしてすぎる時間。
仕方ないと理解していても、自分の胸に湧き起こる寂寥感。
しかし、それを何倍も上回る歓喜。

アッシュが自分の前にいる。
話す。
動く。

その姿を見るだけで、ルークは歓喜に震えた。
できれば触れたい。
しかし、ここで実体化などしては、混乱を巻き起こしてしまう。
未来が大きく変わってしまう。
それは避けなくてはならない。
ルークは自分の欲望をぐっと押さえ込んだ。
しかし、それでもどうしても触れたくて、透き通ったままの自分の手をアッシュへと伸ばす。
触れないのはわかっているから、その手をアッシュの頬に触れるか触れないかで止める。
アッシュはかつての自分に向かって怒っている最中だけれど、ルークにはもう何も聞こえていない。
ただ、目の前のアッシュを見つめて微笑んだ。

『・・・アッシュ・・・』

愛しそうにその名を呼ぶ。






アッシュはルークに苛立っていた。
ローレライの宝珠を受け取り損ねたレプリカへの苛立ち。
それに加え、神託の盾の妨害に探しても見つからない宝珠。
それらが積み重なって、蓄積されたイライラをルークにぶつけていた。
そのとき、突如として感じた優しい風。
それは自分の頬をなで、自分の名を呼んだ気がした。

不意にルークから目を離し、何もないはずの虚空を見上げる。






アッシュと目が合った。
かつての自分から視線を逸らし、突然アッシュが自分のいるほうを見たことで、ルークは驚いた。
自分が見えているはずはない。偶然だ。
そう思っていても、鼓動が早くなる。

程なくして、アッシュの視線はそらされ、アッシュはまたどこかに言ってしまったけれど、しばらくルークはその場から動けなかった。
ただ呆然とアッシュの背を見送る。


その一部始終を、ジェイドが見ていることをルークは忘れていた。
そして、彼の口元に笑みが浮かんだことも、ルークは気づかなかった。





☆アッシュに夢中のあまり、ジェイドを忘れてたルーク。
 ばれましたね、確実に。
 ・・・しかしお話どおりにすすめるってムズカシイ・・・。
 いろいろ飛ばそうかな・・・(ぁ)
有無をいわさないジェイドの圧力により、ルークはかつての自分たちの旅に再びついていくことになった。
もちろん、他人には見えない精神体の姿で。
ルークにしてみれば、しばらくついていけばアッシュには会えるはずだからついていくこと自体には問題はないのだが、唯一の難点はいかにジェイドをごまかすかという点。
いや、すでにジェイドからは疑われているため、正しくはいかに目的を隠し通すか、だ。
ルークはふわふわとジェイド達から少し離れたところを移動しながら考える。
しかし、旅の最中だって一度としてジェイドに隠し事などし通せたことなどないのだから、いい考えなど浮かぶわけもない。
ここは、見えるのがジェイドだけでよかったと思うべきかもしれない。

…ガイにまで見えてたら即行で白状させられるしなぁ…

そんなことをつらつらと考えているといつの間にかジェイド達から距離があいていた。
慌てて元の位置までもどると、最後尾を歩いていたジェイドが横目でルークをみた。
何を言われるかと一瞬身構えたルークだったが、周りに仲間達がいるせいか、ジェイドは何も言わない。
それに、ルークはほっと胸をなで下ろした。



イオンの遺した預言をもとに訪れたベルケンドではかつての自分達にとっては衝撃の…ルークにとっては過去はまだ変わっていないという事を再確認する事実が突きつけられた。

レプリカ情報を抜かれたせいで亡くなってしまったであろう人々。
そして、障気の中和にはローレライの鍵のような、力を増幅する媒介と一万人もの犠牲が必要だという事。

いくらジェイドに無理だと言われていても、当時のルークは諦めきれなかった。
それで障気が中和できるなら…それしか方法がないなら…と幾度も考えていた。

「一万人の命…」
「…これだから物分かりの悪い子どもは嫌なんですよ」

そう呟きながらうつむいているかつてのルークに苛ついたジェイドが離れていく。
それをルークは複雑な思いで見つめた。
この時は自分なりにに必死に考えていたつもりだった。
それでも、自分を気遣ってくれているジェイドの意見もきいて、話し合っていたらレムの塔での結果は少しは変わっていたかもしれない…

そこまで考えて、ルークは首を振った。
自分は覚悟を決めて彼らの命をもらったのだ。いまさら、悔やむことなど許されない。
だからもう、後悔なんかしない。

ルークはかつての自分から目をそらすと、歩いて先に行ってしまったジェイドを追いかけた。
ルークを監視すると言ったのはジェイドだから、近くに行った方がいいと思っての行動だったのだが、ルークが近くにきたことに気づいたジェイドは意外そうにルークを見つめた。

『…何だよ。自分がついてこいっていったんだろ』
「いえ、あなたがルークなら勝手にふらふらして、素直についてくるとは思ってなかったので」

ジェイドには聞こえないことを承知で言ったにもかかわらず、答えが返ってきてルークは驚いた。
その様子を見てジェイドは笑みを浮かべて小さな声でルークに話す。

「読唇術ですよ。姿だけは見えますからね」
『あんた…ホント万能だよな…』

ルークは内心呆れながらジェイドを見る。
ジェイドのほうはそれを知ってか知らずか、いつもの笑みを浮かべたまま。
しかし突然、その笑みが消える。

「…あなたが本当に未来からきたのなら…その時この世界の結末はどうなっているのでしょうね」

ジェイドにしては珍しい…いや、初めての弱気ともとれる発言。
ルークはそれを意外だが、このときジェイドも不安であったのだとどこかほっとした気持ちで聞いた。

『…俺が教えることは簡単だけど、それは預言に縛られた世界と変わらない。それに…俺が今の世界に干渉したらどうなるか…あんたにはわかるだろ?』
「…そうですね、変なことを言いました。忘れてください」
『でもさ…俺、後悔はしてないぜ。ジェイド』

話を終えて仲間の元にいこうとしたジェイドに、ルークはそういって笑いかける。
それを見たジェイドはめがねの位置をもどしながら、呟いた。

「あなたも少しは利口になったんですねぇ。昔はなーんにも考えられない子どもだったのに」
『…わるかったな』
「ほめてるんですよ。未来が過去に及ぼす影響・その危険性を知っているし、過去という異常な状況下で狼狽えていない。…あなたが本当にいきなり飛ばされてきたのだとしたら上出来ですねぇ。」

ルークを見たジェイドの顔にはいつものくえない笑み。
そしてその意味深な言葉にルークはひきつった笑みを浮かべ、やがて大きなため息をつく。

すでに隠し通す自信がなくなってきたルークだった。
*攻略本より…アビスマンはイビルマン(?)という組織と戦う正義の使者でアビスシルバーはレッドの兄でイビルマンに洗脳されているのだそうです。そこで…思いついた極短ネタ



目の前に現れた巨大な怪物。
それをようやくねじ伏せ、アビスレッドことルークは敵の親玉がいるとされる屋敷の奥へと足を踏み入れた。
しかし、そこにいるのは赤い髪をした一人の青年。
長い髪が廃墟に流れ込んだ風に揺られ、たなびく。
その光景に目を奪われていたが、ここが敵の拠点の一つだという事を思い出し、身構えた。

「お前…何者だ!」

その声に、目の前の赤い髪の青年がゆっくり振り返る。
その姿を見たとき、ルークは息をのんだ。
忘れるはずもない…その顔は自分と同じ…かけがえのない半身。

「アッシュ兄さん!」

叫んだルークの声が聞こえていないはずはないだろうに、青年は眉一つ動かさない。

「探してたんだ!今までどこにいたんだよ、兄さん!」
「…動くな」
「兄さん?」

走りよろうとするルークに青年は剣を抜く。
なぜ自分に剣が突きつけられるのかわからないルークは困惑した瞳で兄をみた。
しかし、ルークの声には応えず、青年は剣を自分の目の前に掲げた。
光が青年の体を包み込み、次の瞬間には自分たちアビスマンとよく似た格好をした人物がたっていた。
そしてその人物はルークに剣を突きつけて言う。

「貴様がいる限り俺は俺でいられない。俺が存在するために貴様には消えてもらう」
「なに…いってるんだよ、アッシュ兄さん!」

目の前には自分に敵意を剥き出しにしている人物。
同じ姿でも不器用だが優しかった兄とは別人のよう。
しかし、ルークにはわかった。
どんなに変わっていても目の前にいる人物は確かに自分の兄なのだと。
しかし、だからこそ兄の変わりようが信じられなかった。

「アッシュ兄さん!」
「薄汚い口で俺を呼ぶな、屑。俺は閣下の忠実な右腕、アビスシルバーだ」

その言葉とともに、アッシュはルークにきりかかる。
悲しい戦いが幕を開けた…。



かつての記憶などないかのように猛攻を仕掛けてくるアビスシルバー。
その力と彼が自分の兄だという事実に、手も足もでないレッド。
必死の叫びもシルバーにはもう届かないのか…。

次回、アビスマン…「兄弟」

目を覚まして、兄さん!





…あほです。
そして続きません。
二年ぶりにファブレ公爵家の息子らが帰ってきた。
そんな報告を受けたキムラスカ・ランバルディア王国はわき返った。
二人の墓前で行われていた成人の儀は、二人の姿を認めたとたん、宴と化した。
帰ってきたばかりの二人は休ませるべきという意見もでたが、それを上回る歓声にかき消された。
それほどまでに、二人の英雄の帰還は望まれていたのだ。

アッシュとルークは始め、感激した母親に泣きつかれ、解放されたのは2時間後だった。

「お疲れだな、ルーク」
「ガイ!」

人混みから逃れつつ、ふらふらと歩いていたルークはこちらに向かって手を挙げているガイに気づいて駆け寄った。
隣ではジェイドが優雅にワインを口にしている。

「ジェイドって酒好きだよな」
「まぁ、嗜む程度には好きですね」
「旦那はいい年だし、酒ぐらいはな~」

そういって笑ったガイだったが、直後にジェイドから名前を呼ばれ、笑みを向けられると顔をひきつらせた。
ルークはさわらぬ神にたたりなしとばかりに、そこにはふれずに話を逸らした。

「俺も何か飲みたいんだけど、なんかない?」

しかしくるりと見回してみても飲み物はなく、メイドもいない。
すると、ジェイドがおもむろに自分の持っていたグラスを差し出した。

「旦那、それ酒だろ?」
「そうですが、中身はともかく、ルークも外見は20になりましたし、いいんじゃないですか?」
「マジ!?飲んでいいのか?」

止めようとしたがいの手もむなしく、目を輝かせたルークのてにグラスがわたった。
ジェイドが面白そうな顔で見守る中、ルークはグラスの酒を一気にあおった。



いやに後ろが騒がしい。
ナタリアと話をしていたアッシュはうらやましいだとかかわいいだとかの声が聞こえてくる方に視線をやった。

「…なっ!」
「あらあら」

アッシュの視線を追ってその様子を見たナタリアもアッシュと同様に声を上げる。
そこにはガイの頬に口付け、次にジェイドの頬に口づけているルークの姿。
しかもこちらに気づいたらしいジェイドがアッシュに向かって意地悪げな笑みを向けた後、見せつけるようにルークの唇に口づけた。
ルークは全く抵抗しない。

「屑が!!」

一気に頭に血が昇ったらしいアッシュはどすどすという音がしそうな歩みでルークたちに近づくと、いまだにくっついているルークとジェイドを引き剥がした。

「なにしてやがる!」
「何といわれましてもねぇ。久方ぶりの再会を喜び合ってたんですよ」
「…ガイ。テメェもなんで止めねぇ」
「いやぁ…ははは」

剣があったならばすでに抜いていそうなアッシュの勢いに、ガイは笑ってごまかす。
アッシュの視線が剣呑なものとなったとき、今までおとなしくしていたルークがとろんとした瞳をアッシュに向けた。

「あれ…?あっしゅだー…」
「うるせぇ屑!だいたいテメェが…」

永遠と続きそうだったアッシュの小言は、ルークがアッシュに突如口付けたことで止まった。
驚愕に目を見開くアッシュに、ルークがさらに口付ける。
そのとき、ようやく正気に返ったアッシュがルークをひきはがした。
しかし、ルークは引きはがされてもなおアッシュにしがみつく。

「なんだこれは!?」
「ルークは酒癖が悪いみたいですねぇ」
「酒だと!?」

そのときになってようやく、アッシュはルークが酔っていることに気がついた。
頭に血が昇りすぎて、肝心なところに気づいていなかったらしい。
情けないやら腹立たしいやらで爆発寸前のアッシュに、何も気づいていない様子のルークはにっこりと笑みを向けた。

「あっしゅー」
「なんだ!!」
「だいすきー」

予想もしなかった言葉にアッシュの顔がみるみる赤くなる。

「よかったですねー、アッシュ」
「ば、馬鹿か!こいつを部屋に押し込んでくる!」

どんどん遠ざかる二人をみながら、ジェイドはさも愉快というように笑みを浮かべ、ガイはそれを苦笑で見送った。



結局その後アッシュは戻っては来ず、翌日ルークの部屋にてアッシュの服を握って眠るルークとその隣で眠るアッシュの姿があった。





☆酒癖ルークはキス魔(笑)もちろんルークの記憶はない方向で。
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