TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
×
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朝の目覚めは、グランコクマに流れる水の音と何かの鳴き声とともに・・・。
とてものどかな朝を迎えた・・・ように思った。
しかし、鳴き声は優雅な鳥の鳴き声ではなく・・・
「だー!!ふーぶーうるせー!!」
・・・ぶたのような鳴き声だった。
勢いよく起き上がったルークの横では、同じくぶたのような声に起こされたシンクが頭を抱えていた。
「・・・これって、何の声・・・?」
「・・・ぶたかなんかじゃないの?」
シンクとルークは顔を見合わせると、深々とため息をついた。
この美しい外見のグランコクマにおいて、あのような鳴き声が聞こえてきて、朝の静寂を破ろうものならすぐさま苦情が来そうなものだが、なぜ、誰も何も言わないのか。
あくびをかみ殺しながらルークは窓の外をのぞく。
すると、そこには大量のブタのような生き物をつれて歩く、ガイの姿があった。
見間違いかと思い、確かめるようにじっと見ていたのがいけなかった。
下を歩いていたガイがくるりと振り返り、うっかり目が合ってしまった。
「よぉ、おはよう」
「・・・何してるんだ?」
「見ての通りさ」
「いや、見てもわかんねぇんだけど」
ルークの言葉に、ガイはしばらく考えるような様子を見せたが、次の瞬間には納得したように大きく頷いた。
「そうか、お前は陛下のこれを見たことなかったんだな」
「いや、だからそれなに?」
「わかんないんだったら、降りてきてみろ」
「えー・・・」
「いいから」
手招きをするガイから視線を離し、ルークはシンクを振り返る。
「シンク・・・シンクも行くよな?」
「行って欲しいの?」
「うん。シンクがいたほうが楽しいし」
そう言って笑顔を向けられては、断るなんてできるわけがない。
・・・もっとも、こんな場所でルークを一人でどこかにやる気なんて、シンクには毛頭なかったが。
ベッド上で、一つ伸びをすると、シンクは着替えへと手を伸ばす。
「ほら、行くんでしょ。さっさと着替えなよ」
「うん!」
シンクが一緒に行ってくれるとわかって嬉しいのか、ルークは朝日を浴びながらの満面の笑顔。
目覚めはよくなかったけれど、朝からこの笑顔が見れるのならいいかと思うシンクだった。
とてものどかな朝を迎えた・・・ように思った。
しかし、鳴き声は優雅な鳥の鳴き声ではなく・・・
「だー!!ふーぶーうるせー!!」
・・・ぶたのような鳴き声だった。
勢いよく起き上がったルークの横では、同じくぶたのような声に起こされたシンクが頭を抱えていた。
「・・・これって、何の声・・・?」
「・・・ぶたかなんかじゃないの?」
シンクとルークは顔を見合わせると、深々とため息をついた。
この美しい外見のグランコクマにおいて、あのような鳴き声が聞こえてきて、朝の静寂を破ろうものならすぐさま苦情が来そうなものだが、なぜ、誰も何も言わないのか。
あくびをかみ殺しながらルークは窓の外をのぞく。
すると、そこには大量のブタのような生き物をつれて歩く、ガイの姿があった。
見間違いかと思い、確かめるようにじっと見ていたのがいけなかった。
下を歩いていたガイがくるりと振り返り、うっかり目が合ってしまった。
「よぉ、おはよう」
「・・・何してるんだ?」
「見ての通りさ」
「いや、見てもわかんねぇんだけど」
ルークの言葉に、ガイはしばらく考えるような様子を見せたが、次の瞬間には納得したように大きく頷いた。
「そうか、お前は陛下のこれを見たことなかったんだな」
「いや、だからそれなに?」
「わかんないんだったら、降りてきてみろ」
「えー・・・」
「いいから」
手招きをするガイから視線を離し、ルークはシンクを振り返る。
「シンク・・・シンクも行くよな?」
「行って欲しいの?」
「うん。シンクがいたほうが楽しいし」
そう言って笑顔を向けられては、断るなんてできるわけがない。
・・・もっとも、こんな場所でルークを一人でどこかにやる気なんて、シンクには毛頭なかったが。
ベッド上で、一つ伸びをすると、シンクは着替えへと手を伸ばす。
「ほら、行くんでしょ。さっさと着替えなよ」
「うん!」
シンクが一緒に行ってくれるとわかって嬉しいのか、ルークは朝日を浴びながらの満面の笑顔。
目覚めはよくなかったけれど、朝からこの笑顔が見れるのならいいかと思うシンクだった。
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平和だ・・・
いや、正確に言うと、世界はごたごたが続いている。
浮き上がったホドに、大量のレプリカ。
しかし、それらの混乱は言っては悪いが、ルークにとっては一度経験したことで、これから起こることは予測ができるために、焦りはしない。
むしろ、過去が変わっていないことに安堵するだけだ。
しかし、安心してばかりもいられないのもまた事実。
フェレス島廃墟群でのわずかなずれ。
ほんの少しのことだけれど、先に進むにつれて、ほんの少しのずれが大きな変化へと変わるときもある。
気を引き締めていくか。
現在、一行はレムの塔に今まさに入ろうとするところだった。
レムの塔。建設途中で放棄された青白い建造物を見上げると、あの頃の自分の感情、ここで起きた多くのレプリカの犠牲を思い出し、ルークは胸が締め付けられるような気持ちがした。
今の自分にとっては過去のことでも、ここにいる自分や仲間たちにとっては今まさに起こること。
特に、ジェイドには厳しい選択を強いてしまうことになる。
オリジナル・・・アッシュをとるか、レプリカ・・・『ルーク』をとるか。
・・・そんな選択を強いることになるからこそ、意思を揺らがせるかもしれない自分はここにはいないほうがいいだろう。
そう考えたルークはふわりと中空に浮き上がると、かつての自分たちから距離をとった。
ルークが離れたのに気づいたジェイドがいぶかしげに視線をむけるが、彼もため息をついただけで何も言わなかった。
頭がいいジェイドには既にわかっているのかもしれない。
これからどんなことが起こるのか・・・。
しかし、何が起こるのかを決めるのは未来のルークではなく、現在を生きる『ルーク』だ。
ルークには他にやることがある。
ルークはかつての自分に背を向けると、アッシュを探すべく空を舞った。
レムの塔の頂上。
アッシュはレプリカたちとそこにいた。
思考を持ったマリィに対して持ちかけているのは、ここにいる数千のレプリカと引き換えに、ここにいないレプリカの保護をするという取引。
「・・・どのみち、瘴気が消えなければオリジナルも、レプリカも死に絶える」
「我々にはホドがある」
「はっ・・・モースがわざわざ迎えに来るか。お前らは捨てられたんだ」
「モース様は迎えに来てくださる・・・」
うつろな表情のまま、そう呟くレプリカたちに、アッシュは苛立たしげに舌打ちをした。
「来るかもわからねぇ助けを待って、満足か?取引に応じれば、お前らは自分の手で居場所を作ることができる。誰にも邪魔されない居場所を、だ」
「・・・・・・」
「ちっ・・・俺は他に用がある。帰るまでに考えておけ」
無表情なレプリカに背を向け、アッシュは昇降機に乗る。
おそらく、これからどこかのセフィロトに行き、宝珠を捜すのだろう。
昇降機に一人になったとき、ルークはアッシュが苦しそうに眉を寄せるのを見た。
苦しくないわけがない。
ヴァンの計画を阻止しようと、一番初めに動き始めたのはアッシュだ。
レプリカとはいえ、大勢の命が消えることをよしとするわけではない。
それしかないから選んだ。
このままでは多くの人が死に、アッシュ自身ももうすぐ消えると誤解してたから。
・・・ごめんな、アッシュ。あれ、全部お前に任せきりだった。
お前が苦しんでたの気づいてやれなかった。
俺はお前のレプリカで、完全同位体で・・・いっつも回線つながってたのにな・・・。
でも、今度は俺が守るよ。
そのために来たんだから。
ルークはアッシュの体を後ろから抱きしめるかのように、そっと寄り添った。
今の自分はアッシュには見えないけれど、少しでもアッシュの苦しみが、孤独が軽くなるように・・・。
しかし、事実は時に残酷である。
ルークはふと目をやった先にあったローレライの剣が淡く光っているのを見た。
そして、その光に呼応するように自分の胸のあたりが光っているのにも気づく。
そして、その現象にいやと言うほど心当たりがあった。
とっさにアッシュから身を離し、昇降機を通り抜けて外に飛び出す。
すると、アッシュを乗せた昇降機はそのまま下に向かい、自分は塔の中腹ほどの空に浮かんでいる状態。
アッシュの持つローレライの剣と離れたおかげか、光は消えていた。
アッシュも、気づいた様子はない。
ルークは恐る恐る自分の胸に手をやり、意識を集中させる。
そして、程なくして感じる手のひらにある丸い感覚。
それを目にした瞬間、ルークはがっくりとうなだれた。
「・・・なんで俺の中にあるんだよ・・・昔の俺が音素をとりこむはずだろぉ?」
手に握っているのはローレライの宝珠。
ぼやいてみても、宝珠は自分の手のひらから消えてくれるわけではない。
おそらく、受け取るはずだったときに自分が未来から流れてきたことで、より第七音素に近い自分が、宝珠を取り込んでしまったのだろう。
・・・今まで気づかないなんて、俺ってホント馬鹿・・・
ルークは恨めしそうに宝珠を見ると、深々とため息をついた。
いや、正確に言うと、世界はごたごたが続いている。
浮き上がったホドに、大量のレプリカ。
しかし、それらの混乱は言っては悪いが、ルークにとっては一度経験したことで、これから起こることは予測ができるために、焦りはしない。
むしろ、過去が変わっていないことに安堵するだけだ。
しかし、安心してばかりもいられないのもまた事実。
フェレス島廃墟群でのわずかなずれ。
ほんの少しのことだけれど、先に進むにつれて、ほんの少しのずれが大きな変化へと変わるときもある。
気を引き締めていくか。
現在、一行はレムの塔に今まさに入ろうとするところだった。
レムの塔。建設途中で放棄された青白い建造物を見上げると、あの頃の自分の感情、ここで起きた多くのレプリカの犠牲を思い出し、ルークは胸が締め付けられるような気持ちがした。
今の自分にとっては過去のことでも、ここにいる自分や仲間たちにとっては今まさに起こること。
特に、ジェイドには厳しい選択を強いてしまうことになる。
オリジナル・・・アッシュをとるか、レプリカ・・・『ルーク』をとるか。
・・・そんな選択を強いることになるからこそ、意思を揺らがせるかもしれない自分はここにはいないほうがいいだろう。
そう考えたルークはふわりと中空に浮き上がると、かつての自分たちから距離をとった。
ルークが離れたのに気づいたジェイドがいぶかしげに視線をむけるが、彼もため息をついただけで何も言わなかった。
頭がいいジェイドには既にわかっているのかもしれない。
これからどんなことが起こるのか・・・。
しかし、何が起こるのかを決めるのは未来のルークではなく、現在を生きる『ルーク』だ。
ルークには他にやることがある。
ルークはかつての自分に背を向けると、アッシュを探すべく空を舞った。
レムの塔の頂上。
アッシュはレプリカたちとそこにいた。
思考を持ったマリィに対して持ちかけているのは、ここにいる数千のレプリカと引き換えに、ここにいないレプリカの保護をするという取引。
「・・・どのみち、瘴気が消えなければオリジナルも、レプリカも死に絶える」
「我々にはホドがある」
「はっ・・・モースがわざわざ迎えに来るか。お前らは捨てられたんだ」
「モース様は迎えに来てくださる・・・」
うつろな表情のまま、そう呟くレプリカたちに、アッシュは苛立たしげに舌打ちをした。
「来るかもわからねぇ助けを待って、満足か?取引に応じれば、お前らは自分の手で居場所を作ることができる。誰にも邪魔されない居場所を、だ」
「・・・・・・」
「ちっ・・・俺は他に用がある。帰るまでに考えておけ」
無表情なレプリカに背を向け、アッシュは昇降機に乗る。
おそらく、これからどこかのセフィロトに行き、宝珠を捜すのだろう。
昇降機に一人になったとき、ルークはアッシュが苦しそうに眉を寄せるのを見た。
苦しくないわけがない。
ヴァンの計画を阻止しようと、一番初めに動き始めたのはアッシュだ。
レプリカとはいえ、大勢の命が消えることをよしとするわけではない。
それしかないから選んだ。
このままでは多くの人が死に、アッシュ自身ももうすぐ消えると誤解してたから。
・・・ごめんな、アッシュ。あれ、全部お前に任せきりだった。
お前が苦しんでたの気づいてやれなかった。
俺はお前のレプリカで、完全同位体で・・・いっつも回線つながってたのにな・・・。
でも、今度は俺が守るよ。
そのために来たんだから。
ルークはアッシュの体を後ろから抱きしめるかのように、そっと寄り添った。
今の自分はアッシュには見えないけれど、少しでもアッシュの苦しみが、孤独が軽くなるように・・・。
しかし、事実は時に残酷である。
ルークはふと目をやった先にあったローレライの剣が淡く光っているのを見た。
そして、その光に呼応するように自分の胸のあたりが光っているのにも気づく。
そして、その現象にいやと言うほど心当たりがあった。
とっさにアッシュから身を離し、昇降機を通り抜けて外に飛び出す。
すると、アッシュを乗せた昇降機はそのまま下に向かい、自分は塔の中腹ほどの空に浮かんでいる状態。
アッシュの持つローレライの剣と離れたおかげか、光は消えていた。
アッシュも、気づいた様子はない。
ルークは恐る恐る自分の胸に手をやり、意識を集中させる。
そして、程なくして感じる手のひらにある丸い感覚。
それを目にした瞬間、ルークはがっくりとうなだれた。
「・・・なんで俺の中にあるんだよ・・・昔の俺が音素をとりこむはずだろぉ?」
手に握っているのはローレライの宝珠。
ぼやいてみても、宝珠は自分の手のひらから消えてくれるわけではない。
おそらく、受け取るはずだったときに自分が未来から流れてきたことで、より第七音素に近い自分が、宝珠を取り込んでしまったのだろう。
・・・今まで気づかないなんて、俺ってホント馬鹿・・・
ルークは恨めしそうに宝珠を見ると、深々とため息をついた。
「では、警備のためにあなた方二人はここで一緒に寝てくださいね」
そういってジェイドに押し込まれたのは豪華な貴賓室。
見晴らしよく、警備も万全。
たいそう喜ばれるだろう…普通の客なら。
しかし、シンクとルークにとっては豪華なだけの牢屋とかわりなかった。
見晴らしがよい〓高すぎて窓からの飛び降り不可
警備が万全〓見張りも完璧
シンクはジェイドの意図が見えて憎々しげにしたうちをした。
ルークの方はすでにもう諦めたのか、ふかふかのベッドにダイブしている。
「シンク、もう諦めようぜ。逃げようねぇって」
「…あの死霊使いが余計なことをしなければ問題なかったんだ」
「あー…でも、ジェイドだし」
「…君にしては嫌に諦めがいいね」
いつもなら真っ先にわめいていそうなルークが今日はおとなしい。
出し抜かれたことがまだ気に入らないシンクは、いらいらとしたままルークに目を向ける。
すると、ルークはどこか気まずげに…そしてどこか照れくさそうに言った。
「今までほとんどずっと野宿だったろ?だからこういうのも悪くないっていうか…シンクとこういうとこで寝るの初めてだし…なんか楽しいかもって…」
目を見開いて見つめてくるシンクに、ルークは頬を染めて笑うと、それをごまかすために慌しく立ち上がった。
「じゃ、俺風呂入ってくるから」
「レンティス」
「な・・・何?」
先ほどとは打って変わって、凶悪なまでに綺麗な笑みを浮かべるシンクに、ルークはじわじわと後退る。
そんなルークを見ながら、シンクは更に笑みを深めると、言った。
「そんなにいっしょがいいなら、一緒に入ってあげようか?」
「遠慮しとく!!!!」
顔を真っ赤にして慌てて浴室に走っていくルークに、シンクは声を上げて笑う。
無理やり軟禁されたも同然の状態は気に障るけれど、せっかくだから、せいぜい楽しませてもらおうと思い直す。
そして、笑顔をそのままに、ルークが消えた方向に歩き始めた。
その後程なくして、ルークの叫び声が聞こえたとか聞こえなかったとか・・・
閑話的に・・・
そういってジェイドに押し込まれたのは豪華な貴賓室。
見晴らしよく、警備も万全。
たいそう喜ばれるだろう…普通の客なら。
しかし、シンクとルークにとっては豪華なだけの牢屋とかわりなかった。
見晴らしがよい〓高すぎて窓からの飛び降り不可
警備が万全〓見張りも完璧
シンクはジェイドの意図が見えて憎々しげにしたうちをした。
ルークの方はすでにもう諦めたのか、ふかふかのベッドにダイブしている。
「シンク、もう諦めようぜ。逃げようねぇって」
「…あの死霊使いが余計なことをしなければ問題なかったんだ」
「あー…でも、ジェイドだし」
「…君にしては嫌に諦めがいいね」
いつもなら真っ先にわめいていそうなルークが今日はおとなしい。
出し抜かれたことがまだ気に入らないシンクは、いらいらとしたままルークに目を向ける。
すると、ルークはどこか気まずげに…そしてどこか照れくさそうに言った。
「今までほとんどずっと野宿だったろ?だからこういうのも悪くないっていうか…シンクとこういうとこで寝るの初めてだし…なんか楽しいかもって…」
目を見開いて見つめてくるシンクに、ルークは頬を染めて笑うと、それをごまかすために慌しく立ち上がった。
「じゃ、俺風呂入ってくるから」
「レンティス」
「な・・・何?」
先ほどとは打って変わって、凶悪なまでに綺麗な笑みを浮かべるシンクに、ルークはじわじわと後退る。
そんなルークを見ながら、シンクは更に笑みを深めると、言った。
「そんなにいっしょがいいなら、一緒に入ってあげようか?」
「遠慮しとく!!!!」
顔を真っ赤にして慌てて浴室に走っていくルークに、シンクは声を上げて笑う。
無理やり軟禁されたも同然の状態は気に障るけれど、せっかくだから、せいぜい楽しませてもらおうと思い直す。
そして、笑顔をそのままに、ルークが消えた方向に歩き始めた。
その後程なくして、ルークの叫び声が聞こえたとか聞こえなかったとか・・・
閑話的に・・・
「・・・やっぱりこいつ、ルークにそっくりだよ」
「そくっりっつーか・・・」
「同じ・・・ね」
「じゃぁこいつも俺と同じアッシュの・・・」
自分の周りで聞こえるぼそぼそとした話し声に、ようやくルークは目を覚ました。
痛む背中をさすろうにもなぜか手は動かない。
仕方なしに重いまぶたを開けると、目の前にあったいくつもの顔にびくりと身を震わせた。
「あ、起きた」
顔を覗き込まれてルークは逃げようとするが、身体を逃げられないように縛られていることに気づく。
「あのー・・・なんで俺縛られてるのかなー・・・って」
「だって、縛っていないとあなたは逃げてしまうではありませんか」
「いや・・・だからって・・・」
戸惑うルークの前に今度はティアが現われる。
その手にはナイフ。
「・・・心配しなくても、あなたが何者か話してくれたらすぐにでも切ってあげるわ」
きらりと光るナイフ。
それをもって真剣な表情のティア。
話せば縄を切ってくれるといっているのはわかるが、そうとは聞こえないティアの姿にルークは引きつった笑みを浮かべた。
「で、お前一体なんなんだよ」
なんか、自分と向かい合うって変な気分だな・・・
ルークは自分に詰め寄ってくる『ルーク』を見ながら、そんなことを思った。
答えないルークに苛立っているようだが、答えようがないのだから仕方ない。
かといって、いい考えが浮かぶわけもない。
ルークは一つため息をつくと、辺りを見回した。
少しはなれたところにいるジェイドと目があったが、相手は肩をすくめて見せるだけで助けてくれる様子はない。
どうすっかなぁ・・・
かつての仲間たちは納得がいく答えが返ってくるまで、自分を離してくれはしないだろう。
かといって、自分の正体を晒してこのまま一緒に行動するなんてもってのほか。
ただでさえ変わってきている未来がこれ以上変わるのなんて、阻止しなくてはならない。
悩むルークを救ったのはかつての仲間たちではなく、建物を揺るがす大きな振動であった。
「何だ!?」
「外からだよ!」
「よし、行くぞ!」
全員が建物の外へと出て行く。
縛られたルークは動けないと思ってか置いていかれたのだが、ルークにとっては好都合。
「誰もいなけりゃ逃げるのなんてわけないしな」
くるりと辺りを見回して誰もいないのを確認すると、ルークは精神体となりふわりと浮き上がった。
残るのは自分を戒めていた縄のみ。
それを一瞥して、ルークは仲間の後を追った。
「・・・なんだよ、あれっ…!!」
「あんなものがどうして浮いてるのー!?」
驚きを露にする仲間に比べ、ガイの表情は暗く、愕然としている。
「あれは・・・まさか、ホド・・・なのか?」
「ホド!?」
「なぜ・・・沈んでしまったのではないの?」
「新生ホド・・・モース様・・・我々も共に行かせてくださる約束だったのに・・・」
浮き上がったホドに気をとられていた一同は、背後から聞こえた声に一斉に振り向く。
そこには、ガイの姉であったマリィレプリカ。それに多くのレプリカたち。
ガイはその様子を見て苦しげに顔をゆがめた。
しかし、マリィはそんなガイたちの様子など目に入っていないかのように歩き始める。
「おい、ちょっと待てよ!」
「姉上!」
「・・・レム・・・レムの塔に・・・」
「約束・・・・・・約束の場所・・・」
死んだような目をしたレプリカたちが歩いていくのをガイたちは呆然と見送るしかなかった。
「ねぇ!ルークもどきいなくなってるよ!」
「は?」
いつの間に建物を覗いて来ていたのか、アニスが走りながら戻ってきた。
その声を聞いたジェイドが視線を横にやると、にやりとして笑うルークの姿がある。
ジェイドは眼鏡の位置を軽く直しながら、混乱する仲間たちに言った。
「あの混乱に紛れて逃げたのかもしれませんね。彼のことより、今はあの浮遊した物体を確かめに行きましょう」
「そうだな。もしあいつが敵なら、もう一度会うだろ。今はアレだ。・・・大丈夫か?ガイ」
「・・・あぁ、大丈夫だ」
ガイは表情を改めてルークに笑いかける。
そして、一同はアルビオールへと急いだ。
・・・なんか、いまいち書くことがつまんないし、読む方もこんな感じだと面白くないと思うので、次はいろいろとばそうと思います。
アッシュを出したい。アッシュを(自己願望)
「そくっりっつーか・・・」
「同じ・・・ね」
「じゃぁこいつも俺と同じアッシュの・・・」
自分の周りで聞こえるぼそぼそとした話し声に、ようやくルークは目を覚ました。
痛む背中をさすろうにもなぜか手は動かない。
仕方なしに重いまぶたを開けると、目の前にあったいくつもの顔にびくりと身を震わせた。
「あ、起きた」
顔を覗き込まれてルークは逃げようとするが、身体を逃げられないように縛られていることに気づく。
「あのー・・・なんで俺縛られてるのかなー・・・って」
「だって、縛っていないとあなたは逃げてしまうではありませんか」
「いや・・・だからって・・・」
戸惑うルークの前に今度はティアが現われる。
その手にはナイフ。
「・・・心配しなくても、あなたが何者か話してくれたらすぐにでも切ってあげるわ」
きらりと光るナイフ。
それをもって真剣な表情のティア。
話せば縄を切ってくれるといっているのはわかるが、そうとは聞こえないティアの姿にルークは引きつった笑みを浮かべた。
「で、お前一体なんなんだよ」
なんか、自分と向かい合うって変な気分だな・・・
ルークは自分に詰め寄ってくる『ルーク』を見ながら、そんなことを思った。
答えないルークに苛立っているようだが、答えようがないのだから仕方ない。
かといって、いい考えが浮かぶわけもない。
ルークは一つため息をつくと、辺りを見回した。
少しはなれたところにいるジェイドと目があったが、相手は肩をすくめて見せるだけで助けてくれる様子はない。
どうすっかなぁ・・・
かつての仲間たちは納得がいく答えが返ってくるまで、自分を離してくれはしないだろう。
かといって、自分の正体を晒してこのまま一緒に行動するなんてもってのほか。
ただでさえ変わってきている未来がこれ以上変わるのなんて、阻止しなくてはならない。
悩むルークを救ったのはかつての仲間たちではなく、建物を揺るがす大きな振動であった。
「何だ!?」
「外からだよ!」
「よし、行くぞ!」
全員が建物の外へと出て行く。
縛られたルークは動けないと思ってか置いていかれたのだが、ルークにとっては好都合。
「誰もいなけりゃ逃げるのなんてわけないしな」
くるりと辺りを見回して誰もいないのを確認すると、ルークは精神体となりふわりと浮き上がった。
残るのは自分を戒めていた縄のみ。
それを一瞥して、ルークは仲間の後を追った。
「・・・なんだよ、あれっ…!!」
「あんなものがどうして浮いてるのー!?」
驚きを露にする仲間に比べ、ガイの表情は暗く、愕然としている。
「あれは・・・まさか、ホド・・・なのか?」
「ホド!?」
「なぜ・・・沈んでしまったのではないの?」
「新生ホド・・・モース様・・・我々も共に行かせてくださる約束だったのに・・・」
浮き上がったホドに気をとられていた一同は、背後から聞こえた声に一斉に振り向く。
そこには、ガイの姉であったマリィレプリカ。それに多くのレプリカたち。
ガイはその様子を見て苦しげに顔をゆがめた。
しかし、マリィはそんなガイたちの様子など目に入っていないかのように歩き始める。
「おい、ちょっと待てよ!」
「姉上!」
「・・・レム・・・レムの塔に・・・」
「約束・・・・・・約束の場所・・・」
死んだような目をしたレプリカたちが歩いていくのをガイたちは呆然と見送るしかなかった。
「ねぇ!ルークもどきいなくなってるよ!」
「は?」
いつの間に建物を覗いて来ていたのか、アニスが走りながら戻ってきた。
その声を聞いたジェイドが視線を横にやると、にやりとして笑うルークの姿がある。
ジェイドは眼鏡の位置を軽く直しながら、混乱する仲間たちに言った。
「あの混乱に紛れて逃げたのかもしれませんね。彼のことより、今はあの浮遊した物体を確かめに行きましょう」
「そうだな。もしあいつが敵なら、もう一度会うだろ。今はアレだ。・・・大丈夫か?ガイ」
「・・・あぁ、大丈夫だ」
ガイは表情を改めてルークに笑いかける。
そして、一同はアルビオールへと急いだ。
・・・なんか、いまいち書くことがつまんないし、読む方もこんな感じだと面白くないと思うので、次はいろいろとばそうと思います。
アッシュを出したい。アッシュを(自己願望)
「まぁ、遠慮せずに食え」
「・・・・・・」
大きなテーブルに所狭しと並べられた料理。
笑顔のピオニーとは対照的に、戸惑ったルークと不機嫌なシンク。
そして面白がっているジェイドに、苦笑のガイ。
そして、ピオニーとシンク、ルークの周り、出入り口前に陣取るマルクト軍。
・・・ここまで警戒されてて、のんきに飯なんか食えるかってーの。
目の前の料理には手をつけず、ルークはシンクと顔を見合わせてため息をついた。
ルークがげんなりとしているのをみて、シンクはピオニーらを睨む。
「で、用件は?」
「用件?」
「何もなしに、こんなところまで連れて来ないでしょ。それとも、本当に何も用がないのに城の中にまで入れたのなら大した馬鹿だ。僕たちも暇じゃない。早く帰らせてもらいたいんだけど?」
シンクの遠慮の欠片もない言葉に、マルクト兵らが身構えるが、ジェイドが軽く手を上げてそれを制すると、元のように起立の姿勢をとった。
「まぁ、そう急くなよ。とりあえず食え。一応美味いぞ。俺は食い飽きたがな」
「これに毒が入ってないって言い切れる?」
「おい、シンク・・・」
流石に皇帝に向かって言いすぎだと思ったのか、ルークがシンクの袖を引くが、シンクはまっすぐにピオニーを睨みつける。
それにピオニーは肩をすくめて見せる。
「俺はそんなに信用ないか?」
「アンタは今会った人間を信用できるの?」
「ま、無理だな。けど、ジェイドとガイラルディアならお前らも知ってるんだろ?」
「余計に信用できないね」
「・・・だとさ。ジェイド」
愉快そうに笑いだしたピオニーに、今度はジェイドが肩をすくめる。
ガイはそんな様子を見て、深々とため息をついた。
「そんなに言うんなら、俺のと交換だ。赤いのはガイラルディアのと交換してやれ」
「・・・赤いの?」
「お前だ、お前。名前聞いてねぇからな。お前らは赤いのと緑のだ」
「・・・はぁ」
もう、ルークはピオニーのペースに呑まれて全くついていけていない。
とりあえず、言われるままに料理を交換され、助けを求めるようにシンクを見る。
シンクはとりあえず渡されたものを一口口に運んで、問題ないことを確認すると、それを更にルークのものと交換した。
その徹底振りに、ピオニーは楽しげに笑う。
話は食事をしてからというピオニーの言葉に、一同はほぼ無言で料理を食べ始める。
美味しいことには美味しいが、この嫌な圧迫感のある空間では食は進まない。
ルークは早々に食べるのを諦めると、メイドが持ってきた水に口をつけた。
「さて、赤いのがもういいみたいだから、本題に入るか。おまえら、俺のとこで働かないか?」
「「は?」」
「今は人手不足なんだ。三食寝床つき。給料もいいぞ」
「冗談じゃない。御免だね」
話にならないとばかりに、シンクは席を立とうとするが、背後にいたマルクト兵が武器を構え、無言のまま席に着くことを促す。
シンクは憎々しげに舌打ちをすると、再び席に着いた。
「そう悪い話でもないだろ?お前ら自身はどうであれ、お前らの“顔”は知れ渡ってる。どこに住むにも不便だろうが」
「それは・・・」
「あんたには関係のないことだよ。僕たちがどう生きようと僕らの勝手だ」
「・・・今なら、ダアトの内部事情も教えてあげられますよ」
「内部事情?」
今まで黙っていたジェイドの言葉にシンクは眉をひそめ、ルークは首をかしげる。
「あなた方も旅をしていたのなら、大体は知っているでしょう?プラネットストームの停止により、この世界の音素は減少している。今までのようにプラネットストームを利用した譜業、譜術は威力が弱くなっていく。世界を支えるには新しいエネルギーの開発が必要だ。・・・まぁそちらは何とかなるでしょう。問題はもう一つ。ローレライ教団の混乱です。預言の廃止を唱えるイオン様と継続を唱えるモースの対立、ヴァンなど神託の盾上層部の失墜で、教団はもはやほとんど機能していない」
「イオンとラルゴ・・・ヴァン師匠は・・・?」
「それは今は教えられません」
食えない笑みを浮かべるジェイドに、シンクは舌打ちをする。
「物で釣ろうって?舐められたもんだね」
「まぁ、そう怒るな。ただ就職時の好条件を提供しただけだ」
「・・・なんか違うと思いますが」
ガイのさりげないつっこみはスルーされ、ピオニーはにやりと笑みを浮かべる。
「ま、軟禁みたいにしたあとで言う台詞じゃねえが、俺は強制はしない。ただ、ダアトにもキムラスカにもお前らは行けないだろうから、ここで話を持ち出しただけだ。部屋はガイラルディアに用意させるから、お前らは今日は休んでいけ」
「あ、はい。・・・ありがとうございます」
何も言わないシンクに代わり、ルークが戸惑いながらも礼を言う。
しかし、そのあとに続けられた言葉に、礼を言ったことを後悔する。
「就職は強制しないが、数日後にキムラスカとダアトで開く会議への出席は強制だ。お前らを見つけたら、絶対に捕まえておくようにってのが三国間での取り決めだからな」
・・・やられた。
逃げることは不可能に近いこの現状に、ルークとシンクは顔を見合わせ、深々とため息をついた。
・・・なんか、番外じゃなく、第二章って感じ;
「・・・・・・」
大きなテーブルに所狭しと並べられた料理。
笑顔のピオニーとは対照的に、戸惑ったルークと不機嫌なシンク。
そして面白がっているジェイドに、苦笑のガイ。
そして、ピオニーとシンク、ルークの周り、出入り口前に陣取るマルクト軍。
・・・ここまで警戒されてて、のんきに飯なんか食えるかってーの。
目の前の料理には手をつけず、ルークはシンクと顔を見合わせてため息をついた。
ルークがげんなりとしているのをみて、シンクはピオニーらを睨む。
「で、用件は?」
「用件?」
「何もなしに、こんなところまで連れて来ないでしょ。それとも、本当に何も用がないのに城の中にまで入れたのなら大した馬鹿だ。僕たちも暇じゃない。早く帰らせてもらいたいんだけど?」
シンクの遠慮の欠片もない言葉に、マルクト兵らが身構えるが、ジェイドが軽く手を上げてそれを制すると、元のように起立の姿勢をとった。
「まぁ、そう急くなよ。とりあえず食え。一応美味いぞ。俺は食い飽きたがな」
「これに毒が入ってないって言い切れる?」
「おい、シンク・・・」
流石に皇帝に向かって言いすぎだと思ったのか、ルークがシンクの袖を引くが、シンクはまっすぐにピオニーを睨みつける。
それにピオニーは肩をすくめて見せる。
「俺はそんなに信用ないか?」
「アンタは今会った人間を信用できるの?」
「ま、無理だな。けど、ジェイドとガイラルディアならお前らも知ってるんだろ?」
「余計に信用できないね」
「・・・だとさ。ジェイド」
愉快そうに笑いだしたピオニーに、今度はジェイドが肩をすくめる。
ガイはそんな様子を見て、深々とため息をついた。
「そんなに言うんなら、俺のと交換だ。赤いのはガイラルディアのと交換してやれ」
「・・・赤いの?」
「お前だ、お前。名前聞いてねぇからな。お前らは赤いのと緑のだ」
「・・・はぁ」
もう、ルークはピオニーのペースに呑まれて全くついていけていない。
とりあえず、言われるままに料理を交換され、助けを求めるようにシンクを見る。
シンクはとりあえず渡されたものを一口口に運んで、問題ないことを確認すると、それを更にルークのものと交換した。
その徹底振りに、ピオニーは楽しげに笑う。
話は食事をしてからというピオニーの言葉に、一同はほぼ無言で料理を食べ始める。
美味しいことには美味しいが、この嫌な圧迫感のある空間では食は進まない。
ルークは早々に食べるのを諦めると、メイドが持ってきた水に口をつけた。
「さて、赤いのがもういいみたいだから、本題に入るか。おまえら、俺のとこで働かないか?」
「「は?」」
「今は人手不足なんだ。三食寝床つき。給料もいいぞ」
「冗談じゃない。御免だね」
話にならないとばかりに、シンクは席を立とうとするが、背後にいたマルクト兵が武器を構え、無言のまま席に着くことを促す。
シンクは憎々しげに舌打ちをすると、再び席に着いた。
「そう悪い話でもないだろ?お前ら自身はどうであれ、お前らの“顔”は知れ渡ってる。どこに住むにも不便だろうが」
「それは・・・」
「あんたには関係のないことだよ。僕たちがどう生きようと僕らの勝手だ」
「・・・今なら、ダアトの内部事情も教えてあげられますよ」
「内部事情?」
今まで黙っていたジェイドの言葉にシンクは眉をひそめ、ルークは首をかしげる。
「あなた方も旅をしていたのなら、大体は知っているでしょう?プラネットストームの停止により、この世界の音素は減少している。今までのようにプラネットストームを利用した譜業、譜術は威力が弱くなっていく。世界を支えるには新しいエネルギーの開発が必要だ。・・・まぁそちらは何とかなるでしょう。問題はもう一つ。ローレライ教団の混乱です。預言の廃止を唱えるイオン様と継続を唱えるモースの対立、ヴァンなど神託の盾上層部の失墜で、教団はもはやほとんど機能していない」
「イオンとラルゴ・・・ヴァン師匠は・・・?」
「それは今は教えられません」
食えない笑みを浮かべるジェイドに、シンクは舌打ちをする。
「物で釣ろうって?舐められたもんだね」
「まぁ、そう怒るな。ただ就職時の好条件を提供しただけだ」
「・・・なんか違うと思いますが」
ガイのさりげないつっこみはスルーされ、ピオニーはにやりと笑みを浮かべる。
「ま、軟禁みたいにしたあとで言う台詞じゃねえが、俺は強制はしない。ただ、ダアトにもキムラスカにもお前らは行けないだろうから、ここで話を持ち出しただけだ。部屋はガイラルディアに用意させるから、お前らは今日は休んでいけ」
「あ、はい。・・・ありがとうございます」
何も言わないシンクに代わり、ルークが戸惑いながらも礼を言う。
しかし、そのあとに続けられた言葉に、礼を言ったことを後悔する。
「就職は強制しないが、数日後にキムラスカとダアトで開く会議への出席は強制だ。お前らを見つけたら、絶対に捕まえておくようにってのが三国間での取り決めだからな」
・・・やられた。
逃げることは不可能に近いこの現状に、ルークとシンクは顔を見合わせ、深々とため息をついた。
・・・なんか、番外じゃなく、第二章って感じ;