TOAに関する妄想文だったり、日記だったりを書いていきます。ネタバレ有り。いわゆる"女性向け"の文章表現多々。
出版元・製作元様方には一切関係ありません。
また、突然消失の可能性があります。
嫌いな方は他のところに逃げてくださいね。
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超振動を使ったのだから、念のために検査をしておきましょうというジェイドの勧めに従い、『ルーク』たちパーティにアッシュを加えた一行はベルケンドへとたどり着いた。
どこか落ち着かない様子の『ルーク』とむっつりと押し黙っているアッシュの二人をシュウ医師に預け、他のメンバーは宿屋へと向かった。
幸いにも部屋が取れ、一人一部屋ずつが割り振られた。
自分の部屋に着くなり、椅子に座って深々とため息をついたジェイドは、窓のほうに向かって声をかけた。
「あなたは一体いつまで、そこでそうしているつもりですか?」
その声に、バツの悪そうな顔をルークが窓をすり抜けて部屋に入ってくる。
そして、具現化すると、ジェイドの前に降り立った。
「まったく・・・アルビオールも外からの覗くわ、移動中はこそこそついてくるわ・・・鬱陶しいったらないですね。」
「あー!だって、仕方ないだろ!何でかわかんねぇけど、アッシュに見えちまってるんだから!・・・・・・なざ、ジェイド。あんたならなんか知ってんじゃねぇの?」
「知りません。だいたい、あなたの存在自体が非常識の塊ですからね。この世界であなたの現状を説明できる人間がいるとしたら、ローレライぐらいでしょう」
「あー・・・でもローレライは・・・」
「ヴァンに捕まってますね」
「と言うことは・・・」
「今のままどうしようもないですね」
ルークはがっくりとうなだれた。
いくらジェイドとアッシュ以外には見えないといっても、肝心のアッシュに見えるというのが、ルークにとって最大の問題だった。
見つかったらまた追いかけられるのかと思うと、気を抜けない。
今度見つかったら、アッシュのことだ。譜術までつかってきかねない。
物理的なものはすり抜けられるが、譜術的なものまで避けれるかはルークにとってもわからなかったし、そんなこと自分で体験してまで実験したくない。
しかも自分の知ってる展開とは違った形で、アッシュが動いてしまった。
それは、今後の展開が予測不可能になるということともいえ、ルークは先行きに不安を感じた。
どよんとした雰囲気を身にまとい、考えをめぐらせているルークを尻目に、ジェイドもなにやら考えていた。
ルークにはなぜこうなったか知るわけはないといったが、一応の予測はついていた。
超振動は第七音素を用いて発動される。
そして、今のルークは第七音素の塊である。
彼を構成する音素の一部が超振動によって乖離し、アッシュに流れ込んだということが考えられる。
しかし、問題なのはなぜより音素を取り込みやすいルークにではなく、アッシュだけに流れ込んだのか。
正直、不可解なことが多すぎるが、この一度決めれば譲らない頑固者が正直に話すことは考えにくい。
よって、ジェイドの推理も不安定な憶測の域を出ないのであった。
『・・・本当に、面倒ばかり起こしてくれる子供ですね』
眉間の辺りをもみながら、ジェイドがため息をつくと、部屋の扉が叩かれた。
「大佐ぁ。『ルーク』とアッシュの検査そろそろ終わるんじゃないですかぁ?いきましょうよぉ」
「はいはい、わかりました」
立ち上がって、自分のほうを見つめるルークに釘をさす。
「ここでおとなしくしててくださいね・・・これ以上の面倒ごとが起きてほしくなければ・・・」
にっこりと笑っていわれたことが、逆に恐怖心を誘う。
ルークは何度も首を縦に振り、ジェイドを見送った。
ぼやき
・・・もうジェイルクにしようかと思う今日この頃。
どこか落ち着かない様子の『ルーク』とむっつりと押し黙っているアッシュの二人をシュウ医師に預け、他のメンバーは宿屋へと向かった。
幸いにも部屋が取れ、一人一部屋ずつが割り振られた。
自分の部屋に着くなり、椅子に座って深々とため息をついたジェイドは、窓のほうに向かって声をかけた。
「あなたは一体いつまで、そこでそうしているつもりですか?」
その声に、バツの悪そうな顔をルークが窓をすり抜けて部屋に入ってくる。
そして、具現化すると、ジェイドの前に降り立った。
「まったく・・・アルビオールも外からの覗くわ、移動中はこそこそついてくるわ・・・鬱陶しいったらないですね。」
「あー!だって、仕方ないだろ!何でかわかんねぇけど、アッシュに見えちまってるんだから!・・・・・・なざ、ジェイド。あんたならなんか知ってんじゃねぇの?」
「知りません。だいたい、あなたの存在自体が非常識の塊ですからね。この世界であなたの現状を説明できる人間がいるとしたら、ローレライぐらいでしょう」
「あー・・・でもローレライは・・・」
「ヴァンに捕まってますね」
「と言うことは・・・」
「今のままどうしようもないですね」
ルークはがっくりとうなだれた。
いくらジェイドとアッシュ以外には見えないといっても、肝心のアッシュに見えるというのが、ルークにとって最大の問題だった。
見つかったらまた追いかけられるのかと思うと、気を抜けない。
今度見つかったら、アッシュのことだ。譜術までつかってきかねない。
物理的なものはすり抜けられるが、譜術的なものまで避けれるかはルークにとってもわからなかったし、そんなこと自分で体験してまで実験したくない。
しかも自分の知ってる展開とは違った形で、アッシュが動いてしまった。
それは、今後の展開が予測不可能になるということともいえ、ルークは先行きに不安を感じた。
どよんとした雰囲気を身にまとい、考えをめぐらせているルークを尻目に、ジェイドもなにやら考えていた。
ルークにはなぜこうなったか知るわけはないといったが、一応の予測はついていた。
超振動は第七音素を用いて発動される。
そして、今のルークは第七音素の塊である。
彼を構成する音素の一部が超振動によって乖離し、アッシュに流れ込んだということが考えられる。
しかし、問題なのはなぜより音素を取り込みやすいルークにではなく、アッシュだけに流れ込んだのか。
正直、不可解なことが多すぎるが、この一度決めれば譲らない頑固者が正直に話すことは考えにくい。
よって、ジェイドの推理も不安定な憶測の域を出ないのであった。
『・・・本当に、面倒ばかり起こしてくれる子供ですね』
眉間の辺りをもみながら、ジェイドがため息をつくと、部屋の扉が叩かれた。
「大佐ぁ。『ルーク』とアッシュの検査そろそろ終わるんじゃないですかぁ?いきましょうよぉ」
「はいはい、わかりました」
立ち上がって、自分のほうを見つめるルークに釘をさす。
「ここでおとなしくしててくださいね・・・これ以上の面倒ごとが起きてほしくなければ・・・」
にっこりと笑っていわれたことが、逆に恐怖心を誘う。
ルークは何度も首を縦に振り、ジェイドを見送った。
ぼやき
・・・もうジェイルクにしようかと思う今日この頃。
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その日、話し合いが行われるのは本当らしく、アルビオールがマルクト港へと訪れた。
操縦士は兄のギンジのほう。
あの旅では散々こきつかい、あちこちに飛んでもらった記憶がある。
しかし、人のよい彼は文句一ついわず、むしろ、自分たちのことを心配していてくれた。
少し精悍な顔立ちにはなっているものの、あの頃と少しも変わらない笑顔に、ルークは少し嬉しくなる。
しかし、今の二人は顔すらも隠れたマルクト軍兵士。
流石にギンジがルークとシンクに気づくことはなかった。
ルークとシンクはピオニーの座る、一つ前の座席に座らされ、会議が行われるケセドニアへと向かうことになった。
ダアトから認められた中立商業都市ケセドニアは、あのあともその立場を保って、人々の生活を支えている。
人の行き来が多く、人の出自を気にしないあの町には、シンクとルークも世話になっていた。
特に、ディンという少年の店で換金したり、アイテムを作成してもらったりし始めたのは、あの旅を終えてからのことだ。
そういえば、あの少年の所にしばらく行っていないが、元気かなぁ・・・などとぼんやり考えていたルークは隣にいるシンクが倒れ掛かってきた事で我に返った。
なんだろうと思い、シンクのほうを見ると、仮面のため表情はうかがい知ることは出来ないが、ぴくりとも動かず、規則正しい吐息が聞くことが出来た。
・・・珍しい。
いつも、ルークが移動中の船の上で眠ることはあっても、シンクが眠ることはなかった。
それだけ、ここ最近の生活が疲労のたまるものだったのだろうと、ルークは思う。
・・・ま、起きるまでそっとしておいてもいいよな。
ルークは微笑むと、シンクに肩をかしたままで外を眺めた。
アルビオールはまだ海の上を飛行している。
ケセドニアにはもうしばらくかかるだろう。
ぼんやりと外を眺めていたルークだったが、その瞳もいつの間にか閉じられ、意識がゆっくりと沈んでいった・・・。
閑話的に・・・
決して書くのがだるかったというわけではないです。
はい。
操縦士は兄のギンジのほう。
あの旅では散々こきつかい、あちこちに飛んでもらった記憶がある。
しかし、人のよい彼は文句一ついわず、むしろ、自分たちのことを心配していてくれた。
少し精悍な顔立ちにはなっているものの、あの頃と少しも変わらない笑顔に、ルークは少し嬉しくなる。
しかし、今の二人は顔すらも隠れたマルクト軍兵士。
流石にギンジがルークとシンクに気づくことはなかった。
ルークとシンクはピオニーの座る、一つ前の座席に座らされ、会議が行われるケセドニアへと向かうことになった。
ダアトから認められた中立商業都市ケセドニアは、あのあともその立場を保って、人々の生活を支えている。
人の行き来が多く、人の出自を気にしないあの町には、シンクとルークも世話になっていた。
特に、ディンという少年の店で換金したり、アイテムを作成してもらったりし始めたのは、あの旅を終えてからのことだ。
そういえば、あの少年の所にしばらく行っていないが、元気かなぁ・・・などとぼんやり考えていたルークは隣にいるシンクが倒れ掛かってきた事で我に返った。
なんだろうと思い、シンクのほうを見ると、仮面のため表情はうかがい知ることは出来ないが、ぴくりとも動かず、規則正しい吐息が聞くことが出来た。
・・・珍しい。
いつも、ルークが移動中の船の上で眠ることはあっても、シンクが眠ることはなかった。
それだけ、ここ最近の生活が疲労のたまるものだったのだろうと、ルークは思う。
・・・ま、起きるまでそっとしておいてもいいよな。
ルークは微笑むと、シンクに肩をかしたままで外を眺めた。
アルビオールはまだ海の上を飛行している。
ケセドニアにはもうしばらくかかるだろう。
ぼんやりと外を眺めていたルークだったが、その瞳もいつの間にか閉じられ、意識がゆっくりと沈んでいった・・・。
閑話的に・・・
決して書くのがだるかったというわけではないです。
はい。
眩い光がおさまったあと、あとに残ったのは中央に倒れたふたりと、消えかけのマリーレプリカ。
彼女も約束を確認すると、空気に溶け込むようにはかなく散っていった。
取り戻された美しい空。
しかし、中央で倒れている二人が動かないことが、仲間たちを不安に駆り立てた。
「『ルーク』!!」
「アッシュ!!」
悲鳴にも似た声を上げて駆け寄ろうとすると、中央で倒れていた二人が動いた。
「あ・・・れ?俺・・・生きてる・・・?」
「『ルーク』!」
ティアが慌てて『ルーク』のもとに駆け寄る。
アッシュの元にはナタリアが。
その様子を、ルークは少しはなれた上空から眺めていた。
ルークの手にはまだ宝珠が握られている。
宝珠があの場に合ったままでは、いくらアッシュの超振動があっても、正気を消し去るのは負担がかかるとおもっての行動だったが、どうやらうまくいったようだ。
問題は、この宝珠をどうやって『ルーク』に渡すかだ。
ルークはそろそろと、『ルーク』に近づいていった。
「ティア・・・ごめん」
「馬鹿!・・・心配したのよ・・・」
「うん。ごめん」
「・・・ばか」
俯いたままティアと話しているかつての自分の背後に立ち、こっそりとその手に宝珠を置こうとしたとき・・・
なぜか目が合うはずのない人物と目が合った。
ルークの・・・いや、『ルーク』のすぐ隣にいたアッシュ。
その彼が驚きに目を見張って、ルークを凝視している。
見えているはずはないと思いながらも、慌てて『ルーク』の手に宝珠を置き、上空へと逃げる。
だが、アッシュの視線はルークを捉えて離さず、捉えようと手まで伸ばしてくる始末。
これには、流石にルークも焦る。
『何で!?何で見えてるんだよ!』
幸いにというべきか、見えていても触れるものではなかったらしく、アッシュに捕われることはなかったが、直後に怒声が響いた。
「貴様、何者だ!!」
「アッシュ?」
何もない中空を見つめ、険しい表情のまま声を上げるアッシュに、側のナタリアは戸惑ったような声を上げる。
それはガイたちも同じで、特に『ルーク』は突然自分の手に現われた宝珠との二重の驚きで、状況が把握しきれていない。
ただ一人、ジェイドだけが静かにその様子を眺めていた。
『何でいきなり・・・さっきの超振動のせいか?でも、『俺』には見えてないみたいだし・・・』
アッシュのほうを伺うと、ナタリアから心配そうな目で見られている。
まぁ、アレだけの大仕事あとに変なこと口走り始めたら、誰でも心配はするだろう。
見えるのは(ジェイドをのぞけば)アッシュだけ。
しかも、見えるだけで触れるわけじゃない。
しばらくアッシュとのにらみ合いを続けた後、ルークは決断した。
『・・・逃げよ』
それからの行動は早かった。
一目散にレムの塔を飛んで降りる。
アッシュも追いかけようとしている様子が視線の端で見えたが、いくらリフトを使っても、追いつけるわけもなく、見失うことは必至だ。
ルークの予想通り、アッシュはルークの姿を見失って、レムの塔入り口で立ち止まった。
アッシュを追いかけたのだろう。その後ろにはルークたちもいる。
ルークはその様子を物陰から見つめた。
これでアッシュが別行動になれば、自分はまた悠々と機をみて行動することが出来る。
だが、なかなか事は思ったようには行かないものだ。
「アッシュ、どうしたんだよ」
「・・・・・・」
「アッシュ!」
黙ったままのアッシュに、『ルーク』が声をかける。
しかし、アッシュは無言であたりを見回すだけで、反応を返さない。
焦れた『ルーク』がもう一度声をかけようとしたそのとき、アッシュが『ルーク』に声をかけた。
「・・・おい屑。」
「・・・何?」
「しばらく、俺もお前たちと行動を共にする。・・・いいな?」
「え!?」
その言葉に驚いたのは仲間たちだけではない。こっそり様子を伺っていたルークも驚き、焦る。
『何で!?ってか、やばい・・・!』
焦るルークとは裏腹に、『ルーク』は驚きながらも、嬉しそうに笑っている。
「じゃ、アッシュもこれから一緒だな!」
「頼もしいですわ!」
「なら、ココを出るぞ。いつまでもぐずぐずしてるわけにはいかねぇからな」
「うん!」
歩き始める一行を、ルークは呆然と見送る。
これからのことを思って、頭を抱えたくなるルークだった。
いい加減なレムの塔編終了です(ぁ)
そろそろ終わらせたいですが・・・終わりませんねぇ・・・
彼女も約束を確認すると、空気に溶け込むようにはかなく散っていった。
取り戻された美しい空。
しかし、中央で倒れている二人が動かないことが、仲間たちを不安に駆り立てた。
「『ルーク』!!」
「アッシュ!!」
悲鳴にも似た声を上げて駆け寄ろうとすると、中央で倒れていた二人が動いた。
「あ・・・れ?俺・・・生きてる・・・?」
「『ルーク』!」
ティアが慌てて『ルーク』のもとに駆け寄る。
アッシュの元にはナタリアが。
その様子を、ルークは少しはなれた上空から眺めていた。
ルークの手にはまだ宝珠が握られている。
宝珠があの場に合ったままでは、いくらアッシュの超振動があっても、正気を消し去るのは負担がかかるとおもっての行動だったが、どうやらうまくいったようだ。
問題は、この宝珠をどうやって『ルーク』に渡すかだ。
ルークはそろそろと、『ルーク』に近づいていった。
「ティア・・・ごめん」
「馬鹿!・・・心配したのよ・・・」
「うん。ごめん」
「・・・ばか」
俯いたままティアと話しているかつての自分の背後に立ち、こっそりとその手に宝珠を置こうとしたとき・・・
なぜか目が合うはずのない人物と目が合った。
ルークの・・・いや、『ルーク』のすぐ隣にいたアッシュ。
その彼が驚きに目を見張って、ルークを凝視している。
見えているはずはないと思いながらも、慌てて『ルーク』の手に宝珠を置き、上空へと逃げる。
だが、アッシュの視線はルークを捉えて離さず、捉えようと手まで伸ばしてくる始末。
これには、流石にルークも焦る。
『何で!?何で見えてるんだよ!』
幸いにというべきか、見えていても触れるものではなかったらしく、アッシュに捕われることはなかったが、直後に怒声が響いた。
「貴様、何者だ!!」
「アッシュ?」
何もない中空を見つめ、険しい表情のまま声を上げるアッシュに、側のナタリアは戸惑ったような声を上げる。
それはガイたちも同じで、特に『ルーク』は突然自分の手に現われた宝珠との二重の驚きで、状況が把握しきれていない。
ただ一人、ジェイドだけが静かにその様子を眺めていた。
『何でいきなり・・・さっきの超振動のせいか?でも、『俺』には見えてないみたいだし・・・』
アッシュのほうを伺うと、ナタリアから心配そうな目で見られている。
まぁ、アレだけの大仕事あとに変なこと口走り始めたら、誰でも心配はするだろう。
見えるのは(ジェイドをのぞけば)アッシュだけ。
しかも、見えるだけで触れるわけじゃない。
しばらくアッシュとのにらみ合いを続けた後、ルークは決断した。
『・・・逃げよ』
それからの行動は早かった。
一目散にレムの塔を飛んで降りる。
アッシュも追いかけようとしている様子が視線の端で見えたが、いくらリフトを使っても、追いつけるわけもなく、見失うことは必至だ。
ルークの予想通り、アッシュはルークの姿を見失って、レムの塔入り口で立ち止まった。
アッシュを追いかけたのだろう。その後ろにはルークたちもいる。
ルークはその様子を物陰から見つめた。
これでアッシュが別行動になれば、自分はまた悠々と機をみて行動することが出来る。
だが、なかなか事は思ったようには行かないものだ。
「アッシュ、どうしたんだよ」
「・・・・・・」
「アッシュ!」
黙ったままのアッシュに、『ルーク』が声をかける。
しかし、アッシュは無言であたりを見回すだけで、反応を返さない。
焦れた『ルーク』がもう一度声をかけようとしたそのとき、アッシュが『ルーク』に声をかけた。
「・・・おい屑。」
「・・・何?」
「しばらく、俺もお前たちと行動を共にする。・・・いいな?」
「え!?」
その言葉に驚いたのは仲間たちだけではない。こっそり様子を伺っていたルークも驚き、焦る。
『何で!?ってか、やばい・・・!』
焦るルークとは裏腹に、『ルーク』は驚きながらも、嬉しそうに笑っている。
「じゃ、アッシュもこれから一緒だな!」
「頼もしいですわ!」
「なら、ココを出るぞ。いつまでもぐずぐずしてるわけにはいかねぇからな」
「うん!」
歩き始める一行を、ルークは呆然と見送る。
これからのことを思って、頭を抱えたくなるルークだった。
いい加減なレムの塔編終了です(ぁ)
そろそろ終わらせたいですが・・・終わりませんねぇ・・・
『…帰ってきたな』
リフトを用いて頂上まで上がってきた『ルーク』たちを、ルークは少し浮いた上空から見下ろした。
かつての自分の固い表情を、ルークは黙って見つめる。
この後おこるたった数分の出来事は、この世界の全てをになっている。
失敗は許されない。
ルークは自分の持つローレライの宝珠を固く握り締めた。
「まだいたのか。ここは俺がやるといっただろう、屑!」
「アッシュ!」
自分の意識の中に沈みかけていたルークは、突然の怒鳴り声に我に返った。
「さっさとここから消えろ!てめぇもレプリカだ。巻き込まれて消えるぞ」
「ここは俺がやる!アッシュこそ・・・」
言い合う二人を深刻な顔で見つめる仲間たち。
しかし、ルークは場違いながらそれを見て笑みをこぼした。
改めて聞いていると、アッシュは優しい。
自分は死のうとしているのに、憎んでるはずのレプリカを逃がそうとしている。
俺―レプリカ―に全部押し付けてもよかったのにな。
アッシュは絶対に人に押し付けたりしない。
自分の行いの責任は自分で果たす覚悟と自分の命をもってしても、物事をやりとおす覚悟。
王にふさわしい孤高の魂。
・・・だから、俺はお前だけには生きてほしいと思ったんだよ、アッシュ。
俺はレプリカで、お前と同じにはなれないけど
お前の魂を少しでも分け与えられて生まれてきたものだから
だから俺は今度こそお前を生かすよ。
・・・俺の命を懸けても。
見つめるルークの視線の先で、アッシュから剣を奪い取った『ルーク』が地面に剣を突き立てた。
「みんなの命を、俺に下さい!・・・・俺も・・・・消えるから!!」
「ルーク!!」
視界の端で飛び出そうとしたティアがガイに止められる。
それを見た『ルーク』がありがとうと呟いた。
皆が苦しげな顔で見つめる中、剣を中心に音素が渦を巻く。
時が来た
ルークが動く。
空を駆け、ジェイドの横を通り過ぎる。
『・・・止めないでくれよ、ジェイド』
声にならないメッセージは、確実にジェイドに伝わったようで、彼が少し驚いた表情を見せる。
それにルークは笑いかけると、『ルーク』の持つローレライの剣に手をかけた。
「何だ…?音素が散っていく…?」
『ルーク』とローレライの剣のおかげで集まっていた音素が急激に離れ始める。
「宝珠か・・・!宝珠の拡散能力が邪魔してやがるんだ。くそ・・・あの屑が宝珠を持っているのに気付かなかっただけか!」
アッシュがジェイドの拘束を振りほどいて、ルークのもとに走る。
ジェイドはそれには構わず、どこか驚いた表情のまま、ある一点を見つめていた。
宝珠を持ったルークがアッシュが来るのを笑顔で見つめたあと、す、と二人から離れる姿・・・。
そしてその一瞬の後に、あたりは眩いばかりの光に包まれた。
・・・相変わらず進まないorz
リフトを用いて頂上まで上がってきた『ルーク』たちを、ルークは少し浮いた上空から見下ろした。
かつての自分の固い表情を、ルークは黙って見つめる。
この後おこるたった数分の出来事は、この世界の全てをになっている。
失敗は許されない。
ルークは自分の持つローレライの宝珠を固く握り締めた。
「まだいたのか。ここは俺がやるといっただろう、屑!」
「アッシュ!」
自分の意識の中に沈みかけていたルークは、突然の怒鳴り声に我に返った。
「さっさとここから消えろ!てめぇもレプリカだ。巻き込まれて消えるぞ」
「ここは俺がやる!アッシュこそ・・・」
言い合う二人を深刻な顔で見つめる仲間たち。
しかし、ルークは場違いながらそれを見て笑みをこぼした。
改めて聞いていると、アッシュは優しい。
自分は死のうとしているのに、憎んでるはずのレプリカを逃がそうとしている。
俺―レプリカ―に全部押し付けてもよかったのにな。
アッシュは絶対に人に押し付けたりしない。
自分の行いの責任は自分で果たす覚悟と自分の命をもってしても、物事をやりとおす覚悟。
王にふさわしい孤高の魂。
・・・だから、俺はお前だけには生きてほしいと思ったんだよ、アッシュ。
俺はレプリカで、お前と同じにはなれないけど
お前の魂を少しでも分け与えられて生まれてきたものだから
だから俺は今度こそお前を生かすよ。
・・・俺の命を懸けても。
見つめるルークの視線の先で、アッシュから剣を奪い取った『ルーク』が地面に剣を突き立てた。
「みんなの命を、俺に下さい!・・・・俺も・・・・消えるから!!」
「ルーク!!」
視界の端で飛び出そうとしたティアがガイに止められる。
それを見た『ルーク』がありがとうと呟いた。
皆が苦しげな顔で見つめる中、剣を中心に音素が渦を巻く。
時が来た
ルークが動く。
空を駆け、ジェイドの横を通り過ぎる。
『・・・止めないでくれよ、ジェイド』
声にならないメッセージは、確実にジェイドに伝わったようで、彼が少し驚いた表情を見せる。
それにルークは笑いかけると、『ルーク』の持つローレライの剣に手をかけた。
「何だ…?音素が散っていく…?」
『ルーク』とローレライの剣のおかげで集まっていた音素が急激に離れ始める。
「宝珠か・・・!宝珠の拡散能力が邪魔してやがるんだ。くそ・・・あの屑が宝珠を持っているのに気付かなかっただけか!」
アッシュがジェイドの拘束を振りほどいて、ルークのもとに走る。
ジェイドはそれには構わず、どこか驚いた表情のまま、ある一点を見つめていた。
宝珠を持ったルークがアッシュが来るのを笑顔で見つめたあと、す、と二人から離れる姿・・・。
そしてその一瞬の後に、あたりは眩いばかりの光に包まれた。
・・・相変わらず進まないorz